議員の仕事をさせていただくようになり、半年が経過しました。
当選後、いろいろな行事、式典、勉強会などにも呼んでいただけるようになりました。
このHPでは、ほとんどそうした行事などの活動についてはご報告をしていません。
それは私なりのポリシーというか、政治を志したときからの勝手な思い込みなのですが、議員の「本分」、「本懐」はあくまで議会活動にあり、それ以外の活動は全て「オプション」だと私は思っています。
御批判、御意見多々あろうかと思いますし、行事や式典の必要性も十分理解しているつもりです。
しかし、やはり県民の皆さまにお伝えすべきは、何を置いても、議会活動や、県政・県議会での議論や結果であり、それに優先する行事も式典もないと私は思っています。
ですので、このHPでは、今後も、議会活動を中心にお伝えしていきたいと考えています。
議会活動以外の活動については、私のフェイスブックのほうで、写真も交えて随時ご報告しておりますので、ご興味がある方は是非、「友達リクエスト」をしていいただけたら幸いです。
さて、話は変わり。
毎週のように被災地に出向き、支援活動を行いながら、様々な「絆」を結んでいる人達がたくさんいます。
「被災地も大変だが、秋田も大変だ、秋田を元気にしなくては」という声も多くあります。
被災地を「消費」で応援しようという人もいれば、フクシマの農産物は持ち込ませるな、という九州の人たちもいます。それが、去年採れた農産物を使った加工品の販売だったとしても。
今、私が悩んでいるのは、こうしたことが二者択一的なことなのか、それとも、両者が成り立つ「解」が存在するのか、ということ。
「フクシマ」か「秋田」か、というような単純な構図にはしたくない。
しかし、秋田県議会議員としては、「秋田の利益」を最大化することに専念すべきかもしれません。
そのためには、えげつないこと、言いたくないこと、キレイごとでないこと、をこの9月議会でも言い続けていかなくてはいけないかもしれません。
大館市や小坂町での焼却灰問題についても、です。
そのこととは別として。
「フクシマ」から「福島」へ。
その長い道のりを、被災地とともに歩んでいる、「秋田人」たちに心から敬意を表します。
〜 鈴虫の音を肴に「Captain Morgan」を飲みながら 〜
今日は、昔、夢中になって読んだ作家の「あとがき」風に締めます。
今日の議会運営委員会。
引き続き検討、となってきたいくつかの点について、議会運営委員会としての結論が出ました。
第三者機関については、「設置する必要なし」
というのが、自民党、新みらい、社民党会派の結論となりました。
民主党、諸会派については、「県民の皆さまから信頼を得るための1つの方策」として、設置すべきとの立場を崩していません。
私からは、設置不要との会派の代表者の方々に対し、「第三者機関設置が不要だとしても、監査委員会の監査や外部監査など、県の既存の監査の仕組みを活用することも含めて、何らかの形でのチェック体制の強化が必要ではないか。そうしたいかなるチェック体制の強化も不要という立場か」と、その場で確認をしましたが、いずれの会派も、いかなる強化策も不要との回答でした。
私としては、チェック体制の強化は是非とも必要なことであり、党派会派を超えて取り組むべき課題と考えていますし、そのことについては、設置不要という立場を取る会派からの主張も含め、それぞれ本会議の場で堂々と主張すべきことと思いますので、第三者機関設置の条例案を本会議に提出することを検討したいと思います。
また、政務調査費の使途をHPで公開することについても、「議会図書館に来れば全部見れる」、「使途の概要だけを公開するのはかえって誤解を招く。公開するなら全部を公開すればよいが、そこまでする必要はない」といった意見が、大勢を占めることとなりました。
どちらの結果も、県民の目線ではなく、議会・議員の目線に立ったものなように私は思えますが、つくづく、当会派のような少数会派にとって議会改革の道のりがいかに困難なものか、毎度のように思い知らされます。
話は変わり。
今日、急遽総務企画委員会が開催され、国際教養大学に設置が予定されている「東アジア調査研究センター」についての議論が行われました。参考人として、中嶋学長など大学関係者が呼ばれ、私も含め、総務企画委員以外の議員も大勢傍聴に駆け付け、大変多くのマスコミも取材に入る中での質疑が行われました。
議会として最終的にどういう判断が下すことになるか、まだわかりませんが、当会派としてもこの予算については、いろいろと申し上げたいことがあります。
よく、「国際教養大学の予算なんだから、民主党会派は反対できないだろう」といった、やや固定観念に捉われたご意見をいただくことがありますが、賛否はさておき、少なくともそうした「しがらみ」めいたものはありませんし、そうしたプレッシャーを誰からも受けたことはありませんので、この後、存分に議論をさせていただきたいと思います。
議員になって二回目の定例議会。議員になって半年。
こんなにタフな仕事とは思いませんでした。
毎日、泥のような眠りに引き込まれます(笑)
一般質問二日目が終わりました。
初日に続き、議員数人から県の財政状況についての見通しや財源確保の方策を問う質問がありました。
当会派の虻川議員もその一人。今日登壇しました。
知事からは、昨日、別の議員への答弁で「地方交付税が今後減少し、逆に社会保障経費は増大するため、毎年度の収支不足は100億円程度になる」との答弁がありました。
当会派の虻川議員からの質問に対して、「給与カットといえば選挙で票は増えるかもしれないがそれでいいのか」と知事は答弁されました。
やるかやらないかは知事の政治判断です。
しかし、県財政全体の問題からの質問に対して、「選挙目当て」と言わんばかりの答弁は、民主党会派に対して、というより、県民に対して失礼ではないかと思います。
有権者の方々はもっといろいろな角度、視点から県政を見ています。
単に給与カットをすれば票が増えて、しなければ票が減る、というようなものではないでしょう。
給与カットをしなければ増える票だってあるでしょうし。
有権者の皆さんに対して、非常に残念な答弁であったと私は思います。