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あきたびじょん。

2012年01月01日

 今日から2012年。

 年初の決意表明や目標設定などは今年はしません。
 去年できなかったこと、やり残したことをやりたい、去年できたことももっと効率よくできるようにしたい。
 新しいこと、新しい目標に移るのではなく、去年という1年を磨いていく1年にしたいと思っています。

 皆様からもどうか今年1年、厳しく見守っていただければ、と思います。

 さて。
 「あきたびじょん」

 秋田県が県外からの誘客や、県外への情報発信に使用するキャッチコピーが決まりました。
 1月1日からの解禁ということで、今日元旦の地元新聞でも大きく広報されていました。
 今後、この言葉が、ポスターや、イベントののぼり、県庁が使用する封筒や、職員の名札や名刺などに入れこまれていくことになります。

 県庁職員当時から、秋田県に統一的なコピーやマーク、コミュニケーションツールがないことは非常に問題だと感じてきました。
 名刺でさえ、県庁職員の使用する名刺は統一されていません。
 というのも、名刺は全て個人で、自費で用意するからです。

 数年前までは、「秋田花まるっ」、今年は「ニッポンの笑顔秋田から」といったコピーがいろいろな場面で使われていました。
 これらが、「あきたびじょん」に切り替わっていくことになります。

 そういう意味で、今回、統一的なコピーやマークができたことは、大変良いことだと思います。

 ただ、何点か気になることがあります。
 まず、1点目は、「びじょん」と「びじん」をかけた、という狙いのとおり、ポスターその他をパッとみたとき、「あきたびじん」というふうに読んでしまう。
 確かに、秋田美人、とは昔からよく言われたものですが、秋田美人を「売り」にする、「売りにしているように見える」というのは、私個人としては少々抵抗感が。
 女性はどんなふうに感じるものでしょうか。酒や米や温泉は堂々と売りにしたいところですが、女性はやはり売り物ではないような気もします。堅苦しい考えかもしれませんが。

 2点目は、正しく「あきたびじょん」と読んでくれたとして、その「ビジョン」が何なのか、ということをどう伝えるか、ということです。
 特に秋田県に思い入れや知識を持っていない県外の不特定多数に向かって、この「あきたびじょん」を発していったときに、どういう「ビジョン」や「具体的イメージ」が伝わるのか、そこを考えていかなくてはいけません。

 3点目は、「あきた」という言葉です。秋田のことを伝えるときに、「あきた」という言葉を使うのは、「秋田とはなんですか?」という問いに、「秋田です」と答えているような感覚になってしまうのは私だけでしょうか。
 そういう意味では、「あんべいいな」という言葉もポスター等には一緒に入れこまれていくようですが、個人的にはこちらの言葉のほうを全面に出したほうがいいんじゃないかな、とも思ったりするところです。

 いずれ、2月議会には、この「あきたびじょん」を県外に発信していくための予算や事業が提案されてくると思います。
 限られた予算ですので、まさに戦略的かつ効率的な広報をしていかなくてはいけませんし、何といっても、やるなら徹底してやらなくてはいけません。
 県庁は毎年膨大な予算と事業を各部各課で執行しながら、それぞれの業務に関するイベントや広報事業を実施していますから、こうしたものが統一的なものに切り替わっていくだけでも相当な波及効果はあるでしょうし、そういうふうにしていかなくては「統一的」とは言えないものとなります。

 コピーそのものの良しあしよりも、ここからの展開にこそ、議員としてしっかりと注視していきたいと思っています。
 まずは、ご自身のセールス力に絶大な自信を持っておられる佐竹知事自身も「あきたびじょん」が入った名札やピンバッジなどを着用するところから始めてみてはいかがでしょうか。 

 「うどん県」のインパクトと分かりやすさには負けられません。

 

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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