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小原くん。

2012年03月22日

 昨日、同僚議員である小原くんが、今年度2回目の総括審査に臨みました。
 不眠不休で、という言葉が大げさではないほど、今回の佐竹知事との質疑のために多くの準備をしてきたぶんの成果はあったのではないかと思います。
 同じ1年生議員である私が言うのもなんですが、私や虻川議員と違い、行政や政治とは全く無関係な世界で生き生きと生きてきた、そこで成果を出してきた彼にとって、行政というものがいかに難しく、言葉や思想という武器で何かを実現していく政治という仕事がいかに地道なものであるか、つくづくと思い知らされた1年だったのではないかと思います。

 まだ若いくせに涙もろい彼は、退職される県庁幹部の方々の挨拶に涙し、小学校の卒業式に行っては涙し、深夜に私と議論して私に罵倒されては涙し(決してイジメではありません)、そのくせ開き直ると私よりもずっと堂々と人前で話したりするので、同僚として、男として、人間として、なかなか興味深く見守ってもいます。

 少し話が脱線しましたが、彼が取り上げたいくつかの話題のうち、地元新聞で報道のあった「医療費助成より両立支援」について、少しだけ補足をさせていただこうと思います。
 今回の予算案で提案された子どもの医療費助成の拡充、そのことそのものが悪いことだとは言ってはいません。
 しかし、今、子育て環境という面で一番取り組みが遅れているのは、「育児と仕事が両立できる環境づくり」であると彼は訴えました。
 医療費助成は経済的支援の一環でありますが、これは子ども手当(名称変わります)や、保育料助成など、様々な形で実施されている一方で、両立支援は国も県も、取り組みが遅れていると言わざるを得ません。
 ここで言う両立支援、とは、たとえば、「子どもがいても働きつづけられること」、「子どもが病気になっても会社を休んだりせずにとりあえず保育所などで一時保育や病児・病後児保育をしてもらえること」、「お父さんとお母さんが、どっちが子どもを迎えにいくか、どっちが病院に連れていくか喧嘩したりせずにすむこと」(ちょっと平たい表現過ぎますが)などです。
 このためには、保育所の整備、一時預かりなど育児サポート体制の整備、企業への支援制度の充実などが挙げられますが、小原くんは、今回の医療費助成拡充の予算があれば、こうした両立支援のための政策をいろいろやってもお釣りがくる、というようなことを訴えておりました。

 おりました、というのはやや無責任な表現で、当然、事前に会派内で、大きな質問の方向や内容などについて会派で相談したりしますので、あらかじめアウトラインは聞いていました。

 佐竹知事は、小原くんの「医療費助成より両立支援に予算をまわしてほしい。子育て世代が一番求めているのはそういう働き続けられる環境だ」という主張に対し、「私は両立支援より医療費助成のほうがわかりやすいし、やりやすいし、喜ばれると思う。」と答えました。

 正直、これじゃあ両立支援が進むわけはないな、とやや愕然としました。
 医療費助成は確かに解りやすい。
 病院に行って1000円で済む、という目に見える効果があります。
 そしてまた確かにやりやすい。
 県としては現金をただ助成するだけ、お金で解決する問題だからです。
 そして、喜ばれることも確か。
 しかし、これは、両立支援の充実よりも喜ばれるかどうかは定かではありません。

 特に女性が、出産・育児を経ても、辞めずに働きつづけられること、そして男女ともに、育児をしながら会社や組織の中での役割をしっかり果たしていけること、こうしたことを実現するには直接・間接含めていろいろな制度や対策が必要で、非常に難易度の高い行政課題です。

 しかし、難しいから、大変だから、わかりづらいから、といって安易な施策に流れてしまっては、結局、根本的な解決には至りません。

 医療費助成を含めた経済支援は、対症療法。それこそ病気になって医者に薬をもらうようなものです。

 しかし、育児と仕事の両立支援は、予防。病気にならないような健康づくりのようなものです。

 小原くんと佐竹知事の質疑を通して、今の県政が「対症療法的な、解りやすく簡単なほうへほうへと流れていっているような危惧」を強く感じました。

 さて、そんなこんなで午前3時。
 明日(今日)の登壇に向けて、一夜漬けで原稿を作成していましたが(議会日程の関係でどうしても一晩で書き上げないといけないもので手抜きではありません)、体力の限界により、一端仮眠をとり、朝から再び原稿に向かいます。

 皆さま、おやすみなさい。

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在2期目。
現在
秋田市横森在住。

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