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桜。

2013年05月01日

 桜がなかなか咲いてくれない。

 県内各地でも、うまく連休と満開が重なるところ、そうではないところ、いろいろあるようだが、全体として例年よりもずいぶん遅いようで、連休後半に期待している方も多いのではないだろうか。

 自分が学生の頃、千秋公園で毎年恒例の観桜会があった。

 秋田大学の観桜会と言えば、毎年、救急車が出動するような、「一気飲み」が有名で、私自身も今思えばムチャな飲み方をしたものだと思う。

 そういう桜の楽しみ方は論外としても、やはり、日本人ほど「桜」を愛し、桜に人生を重ね、文化や芸能を育んできた民族もいないのではないだろうか。

 昔、西行という歌人が、「願わくば花のもとにて春死なん その如月の望月の頃」と歌を詠み、その願いどおりに満月の頃に生涯を終えた。

 坂口安吾の「桜の森の満開の下」という短編も私は好きだが、桜は美しいだけではなく、どこか「死」と結びついている花だと私は思う。

 靖国神社への参拝を巡る外交問題などが連日報道されている。

 靖国神社は桜の名所としても知られているが、散っても再びまた咲く桜と違って、人の命は散ったらもう戻らない。

 今を生きる我々は、戦争という過去に対する責任や、そこで命を落とした数多くの先人たちへの哀悼や敬いの心を忘れてはならないが、同時に、これからの日本をどうしていくのか、その「知恵」が試されてもいる。

 憲法改正も国防軍の設置も、感傷的・感情的にならずに冷静に国民の皆さんに選択をしていただきたいとも思う。

 

 残り少ない桜の季節、私自身、散りゆく桜にいろいろな想いを重ね、楽しみたい。

 ヒマラヤにも桜が咲くという。

 いつか、見てみたいものだ。

 

 

 

 

 

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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