4月30日から議員としての任期が始まり、今日で1カ月が経過した。
あっという間、とも言えなくはないが、3カ月にも半年にも感じるような長さでもあった。
新人ばかりの会派を立ち上げ、議会という「慣習」や「申し合わせ」の山の中でもがきながらも、素人くさく、泥臭く、ストレートに議場の内外で表現しようと心がけてきた。
議員報酬の25%カットをはじめ、私の言動について、「ほどほどに」とか「根回しも大事」とか「つっぱりすぎ」といったご意見を、政治や行政など、いわゆる「業界」の方からはよくいただく。
一方で、有権者の方々からは、「どんどんやれ」、「よくやってくれた」、「議会の動きが見えるようになった」といった肯定的なご意見も数多くいただく。
正直、自分でも時々、自分の立ち位置に迷うことはあるが、迷った時にはなるべく、業界的な思考回路に陥らないように気をつけている。
だが、何を表現しようとも、まだ何事も為し得てはいない。何事もこれから、だ。
与えられた4年という時間、この1日1日が任期最後の日であってもいいように、そう思いながらやってきたし、これからもそのように全力疾走していきたい。
このブログも、毎日とはいかないまでも、マメに更新しようと心がけている。単なる行事や活動の報告ではないものにしようとも思ってきた。
私は今の県議会の、県議会としての情報発信・情報公開は不足しており、大変な改善が必要だと感じている。
その議会全体の問題は議会改革として取り組むべき課題だが、同時に、議員個人としての情報発信の「質と量」も今、県民の皆さまから問われていると思っている。
このブログも、真夜中にようやく更新に取りかかるといった日々が続いているが、それも私にとっては、ささやかではあるが、議員としての情報発信の義務・職責を果たすことの一環だと捉えている。
私のほかにも個人でホームページをお持ちの県議会議員の方もおられる。中にはツイッターなどで「旬」の情報発信に努められている熱心な議員もいらっしゃるが、全体としては、残念ながら、選挙が終わってから(当選後)、ほとんど更新されていないホームページが多い。
議員としての情報発信や政策等の訴えは、ホームページ以外の場で十分にやられていることとは思うが、やはり、このIT時代、幅広い層への発信という意味も含めて、是非、ホームページからも発信していただきたいと、僭越ながら議員の皆さまにこの場を借りてお願いをしたい。
また、45名の議員のうち、ホームページを持っている議員が半数以下であることも少々残念だ。
個人として、議会として、有権者の皆さまへの発信量を共に増やしていこうではありませんか。