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スタジアム整備について。

2020年01月12日

ブラウブリッツによる利用が中心となる新たなスタジアムの整備については、今から3年ほど前、佐竹知事と穂積市長が、それぞれ3期目の再選を目指すためのその公約の中で、「スタジアムの整備促進」を謳ったと記憶している。 それから県・市が中心となり検討を重ねてきたわけだが、3年経って、「八橋」「秋田大学」「プライウッド所有地」の3カ所はいずれも候補地としては適さないという結論に至りそうだ。 私は、この3カ所のうち、秋田大学及びプライウッド敷地については、大学と民間企業からそれぞれ提案されたものであり、従来から候補地として想定されていたわけではないことから、これらの適否について検討の時間を要したことについては、アレコレ言うつもりはない。 しかし、秋田市が所有する八橋運動公園については、極めて強い違和感がある。 秋田市(市長)は、自ら「整備促進」を掲げて検討会に参加し、この3年もの間、その八橋運動公園を候補地の1つとして検討をしてきたが、県側が既存施設の移転なども含め、様々な提案を市側に持ちかけたにもかかわらず、市側は徹頭徹尾「八橋運動公園は無理」とのスタンスを崩さなかった。 八橋運動公園が無理ならば、検討の余地がなかったならば、3年もの間、そこを候補地の1つとして検討会に加わってきたことは、無責任との批判を免れ得ないのではないだろうか。もし検討の余地があったならば、市として何をどう検討し、その可能性を具体的に模索し、結果、何が理由で候補地となり得ないことになったのか、それを十分に説明する責任があるのではないだろうか。 加えて、ここに来て「外旭川地区」が浮上しているが、秋田市が掲げてきたコンパクトシティとの整合性をどう図るのか、その点も私としては注視している。 いずれにしても、秋田市においては自らスタジアム整備促進を進めてきた当事者として、県側の提案を全て拒否した以上、秋田市自らが候補地を確保する責任があると私は考えている。 今後の秋田市の検討や市民への説明などをしっかりと見極めていきたい。

新年を迎えて。

2020年01月01日

令和という時代が誕生し、あっという間に令和2年を迎えることになった。 つくづくと、時の流れの早さを感じる。 今年は、私自身が政治の道に入ってから10年目という節目の年になる。 秋田に生まれ育って、秋田に骨を埋めていく一人の人間、社会人、秋田県民としても、自分なりにここまで生きてきた時間を総括し、さらにここからどう生きていくか、そうしたことを考え、行動に移していくべき年齢、人生の時期にさしかかってきたようにも思う。 イージスアショアの新屋演習場への配備の問題はもちろんだが、この秋田には決断しなければならない、まったなしで判断を求められるもの、あるいはリスクを背負ってでも果実を得るために一歩踏み出さなければならない課題がいくつもある。 こうしたことに対して、自分も一人の政治家として、少しでも後世に恥じない選択、決断をしていきたいと思う。 継続してきた街頭活動も3年目を迎えることになった。 街頭に立ち、市民・県民の皆さまにご挨拶をさせていただくこと自体に、大きな意味はないかもしれないが、10年前、政治の道を志して初めて街頭に立ったときのその「初心」と「覚悟」を持ち続けていくため、これからも続けていこうと思っている。 2020年、引き続き、皆さまからのご支援とご指導を心からお願いしたい。

イージスアショアに関する継続審査。

2019年12月22日

一昨日、12月議会が閉会した。 その閉会日の本会議には、イージスアショアの新屋配備に反対してほしい、という請願が8つの団体・個人から提出された。 そのうちの1つ、新屋勝平地区振興会から提出された請願について、私はその請願を継続審査とすることに反対という立場で以下のような討論を行った。少し長くなるが、お時間があればご覧いただきたい。なお、この請願は9月議会にも提出され、9月議会でも継続審査とされたものだ。 <以下全文> 次の世代につなぐ会の沼谷です。 請願第13号「秋田県議会としてイージスアショアの秋田市新屋配備は認めないとする意思表明を求める請願」について、継続審査とすることに反対の立場から討論を行います。イージスに関する他の請願についても継続審査とすることについても反対ではありますが、討論としては13号に絞って討論をさせていただきたいと思います。 まずさきほど、私から提出いたしました意見書案についてご賛同を得られなかったことは大変残念な思い、極めて遺憾であります。 私は、この12月議会が議会としてイージスアショアに関して主体的に判断を示す事実上の最後のチャンスであると考えます。 政府は山口県むつみ演習場を候補地に決めました。かつ、未だ秋田と山口が適地であるという方針が変わらない中、新屋演習場に関する再調査も3月には終わる、そしてその中身がどのようなものであれ、今度こそ政府として不退転の決意でその場所に決めてくるであろうことは誰にでも分かるその状況の中で、仮に私たちが2月議会において何らかの判断、意思表示をしたとしても、その頃には政府内においては結論は固まっているだろうということは容易に想定できるはずです。 政府の方針がまだ決まらない、新屋なのか、新屋ではないのか、そこが定まる前に私たち県議会が住民の声を政府に届ける最後のチャンスがこの12月議会であり、今回この請願を継続審査とすることは、これまでの議会で継続審査としていたこととは異なり、その最後の機会と責任を議会自らが放棄することに他なりません。 総務企画委員会では、政府との対話ができている、よって調査結果を待つべきという理由でこの請願を含む、8つの請願はすべて継続審査とされました。 もし、新屋は無理、新屋はやめてくれ、という県民の声を政府に届けることが対話から外れるとお考えになっているのであれば、「新屋は無理だと確信している」と堂々と公言され、政府に申し入れを行おうとしている佐竹知事もまた対話路線から外れているということになるのでしょうか。そしてまたそうした住民の声が届けられたときに政府が対話の道を閉ざすお考えなのであれば、今の政府は一体どこの国民と向き合い、対話するおつもりなのでしょうか。政府との対話が、住民の声を届けることができない理由になるのだとすれば、住民の代表たる県議会としてこれほど矛盾する、これほど虚しいものはありません。 今議会には、イージスアショアについて8つの請願が出されています。様々な団体、お考えを持った方々がおります。そのすべてをお認めいただきたいとは敢えて申し上げません。しかし、まさに地方自治体の一部と言える、秋田市という公共団体の責任と権限の一部を担う新屋勝平地区振興会から提出された請願だけでも、その採否を決めていただきたい。 そうでなければ、○も×もなく、声が国に届くことも、議会から判断してもらうこともないまま、秋田市議会では3度、県議会では2度にわたって棚上げされるのはあまりにも忍びない、そしてもしそうした声が届けられることがないままに、やはり新屋だ、という結論が出てきたときには、様々なリスクや対立を乗り越えここまでやってきた新屋勝平地区の方々にとっては将来にわたってこれほど承服しかねる、死んでも死にきれない、悔やんでも悔やみきれない結論はないでしょうし、私自身、この県議会に身を置く一人として痛恨の極み、身を切り裂かれるような痛みを感じるものであります。 繰り返しのお願いになりますが、どうかこの請願13号、これについての採否を明らかにしていただきたい。今、採否を示さずに、継続審査とすれば、この請願そのものが請願をする意味、意義を失うのであります。そのようなことだけはどうかしていただきたくない、そのことを重ねてお願いし、私の反対討論といたします。
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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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