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選挙戦を終えて。

2017年04月14日

 選挙が終わり、佐竹知事の圧勝という結果となった。

 今回の選挙について、少し感じたことを書いてみる。

 まず、過去最低となった投票率になったわけだが、これは率直に関心を高めるような候補者自身の魅力や、あるいは政策的な目新しさなどがなかったことが原因だろうと思う。

 残念だったのは、選挙戦前後を通じて、政策的な論戦が十分ではなかったことだ。もっと言えば、対抗馬として出馬した寺田候補は、「なぜ今さら」という有権者の疑問に対して、政策的に答えるというよりも、現職の政治姿勢への批判や健康不安などへの攻撃的な言葉が目立ち、建設的な議論や謙虚な言葉が少なかったように感じた。

 そして、現職である佐竹知事も、こうした批判に反論することに神経が注がれ、2期8年で何が出来て、何が出来なかったのか、人口減少をどう克服していくのかという分かりやすい説明がなかったようにも感じた。

 こうした構図が、元職対現職という戦いをさらにわかりづらく、有権者から縁遠いものにしてしまったのではないだろうか。

 44%の有権者が、投票することすら放棄したという事実は、私自身も政治の道にいる者として、また政党の代表としても責任を感じるが、同時に、56%の投票率の中で7割近い得票を得て圧勝という形に見えても、実は有権者全体の4割の票しか得ていないことに、佐竹知事自身には謙虚に向き合ってもらいたいと思う。

 当選後、早速「人口減を県民はあまり気にしていない。気にしているのはマスコミだけ」と発言した佐竹知事だが、全県の疲弊や農村部の衰退、人口減少による地域コミュニティの危機的状況などを選挙戦を通じて目の当たりにしてきたはず、と思うぶん、この発言が残念でならない。

 勝利に驕ることなく、謙虚に県政運営を行っていただきたいし、オール与党化した県議会や県政界がその驕りや緩みに繋がるとするなら、私自身が少しでもそこに緊張感をもたらすことができるよう、引き続き、佐竹知事と向き合っていきたい。

新年度を迎えて。

2017年04月04日

 秋田県知事選挙が佳境を迎え、秋田市長選がスタートした中で、新年度が始まった。

 私としては、県議会議員として仕事をさせていただいてから、7回目の春だ。

 考えてみれば、私自身はまだ2回の選挙しか経験していないのだが、国政選挙は衆参合わせて4回、そのほか首長選への関わりなどを考えると、なんだか毎年毎年、なにかの選挙に関わってしまっているということになる。

 政治というのは、なんとも、せわしないものだなあと振り返って、つくづくと思う。

 この6年間で、県議会議員として出来たことも出来なかったこともあった。

 6年間、誰よりも厳しく県政に向き合ってきたという自負はあるが、一方で、ここまで踏み込んでいいのか、と悩むことも多々あった。

 直近で言えば、新たな文化施設の整備に関し、和洋高校敷地への駐車場整備に関し、その敷地に莫大な抵当権が設定されており、県として無視しがたい法的リスクがあることを議会の場で指摘をしたが、このときは、その前夜一睡もできないほどに悩んだ。

 その土地の所有者は個人(私人)であり、その個人名こそ伏せるものの、抵当権がついていること、つまり債務を負っていることを議会の場で明らかにして良いのか、ということを悩み抜いたが、そのことを明らかにすることが「公益にかなう」ことだと考え、質疑に臨んだ。

 厳しいことを言い、正面から論戦を戦わせるためには、膨大な資料を用意し、準備をし、そして、公益を考えつつも、保護すべき個人情報や権利を常に意識しながらやっていかなくてはいけない。そのことには6年間ずいぶんエネルギーを使ってきた。

 7年目。

 まもなく、知事選をはじめとした春の選挙が終わり、その結果がどうであれ、ここからまた秋田は政治的な出発点を迎えることになる。

 私自身も、気持ちを切り替えて7年目の県政に向き合っていきたいと思うが、これまでどおり、むしろ、これまで以上に政治活動の質を高め、チェック機能と提案機能の二つを果たしていきたいと思っている。

 そういえば、3月30日に誕生日を迎えた。

 責任世代の代表として引き続き頑張りたい。

 

忖度。

2017年03月24日

 忖度(そんたく)という、あまり聞きなれない言葉が飛び交っている。

 大阪の国有地払下げに関して、財務省などが首相や首相夫人、その他の政治家の心を「忖度」したかどうか、というような話だ。

 一方で、こうした政治家たちが具体的に、口利きやあっせんなど政治的な関与を行ったのかどうか、ということもまた論点になっている。

 この点について、昨日の証人喚問での質疑を含め、私の15年の役人生活を踏まえた所感を述べれば、「忖度」は当然にあった、と思うし、一定の地位や権力にある政治家が、具体的に何かを頼んだり命令したりしなくても、そこに名前が出てくるだけで、役所は「忖度」するはずだとも思う。

 私が役人なら、自分が頭の上がらぬ課長や部長、その課長や部長が頭の上がらぬ大臣、その大臣さえ頭の上がらぬ総理大臣に対して、この日本の中で唯一臆することなく何でも言える夫人が名誉校長をしている学校から、何らかの便宜を求められたときに、「忖度しない」という選択肢はない。まして、その際に、総理夫人の秘書から問い合わせがあったとなれば、どのような回答をするにせよ、「忖度なき回答」であるはずがない。

 しかし一方で、忖度の度合いが、8億円の値引きとどの程度直接的に関わっていたのか、ということについては、おそらくは明確なる証拠などは出てこないと思う。なぜなら、役所内の様々な書類等において、少なくとも「忖度したので値引きした」と記録されているはずもなく、忖度した上で、書類上では8億円値引きの整合性を整えたと考えるのが妥当だろう。

 そして、こうした役所内の「忖度」のプロセスと、そこに対する政治的関与の度合いこそが、今、国民が最も知りたいことのはずなのだが、一方の理事長は民間人であるにも関わらず「偽証罪」を背負った上での証言をし、公務員である役人は偽証しても罪に問われることがない「参考人招致」の場で「忖度はなかった、適正な意思決定だった、政治家の関与はなかった」と好き勝手に取り繕えるというのだから、そもそもこの国有地払下げに関する真相究明という土俵は、全く不公平な土俵が最初からしつらえられていると言わざるを得ない。

 2か月で30回以上もメールをやり取りしている総理夫人をはじめ、土俵の外からアレコレ騒ぐのではなく、関係者一同、証人喚問という同じ土俵の上で相撲を取ったらどうだろうか、と率直に思うのである。

 

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職。
新しいステージへ挑戦。
現在
秋田市横森在住。

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