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パフォーマンス

2011年06月22日

 今日は県民の皆さま、有権者の皆さまにお詫びをしなければなりません。
 本日、議会運営委員会が開催され、「県議会の年2回制」の実施が決まりました。

 民主党会派としては、最大限の努力をしましたが、未だ、、年2回制にするメリット・デメリットの判断は十分ではなく、県民の皆さまからの「年2回制って何なの?」という自然な問いにさえ満足に応えられていないままに実施が決定したことは大変残念であり、そのことに責任も感じます。
 ただ、何もかもが実現しなかったわけではなく、実現したこともあります。
 「議員賛否の公開」、「議員間討議の実施」などは、当会派から提案をし、導入が決定されました。
 地道ではありますが、自画自賛ではなく、事実、当会派からの提案がなければ、こうしたことは実現しなかったと思いますし、これらは確かに議会の活性化や充実につながるものです。

 しかし。
 「議会は議員のものではなく、県民の皆さまのもの。」
 私が議員になってみると、このことを忘れ、独りよがりで自己満足な、まさに「議員本位」な論理に陥っている議員のなんと多いことか。

 今日の議会運営委員会でも激しいやり取りがありました。
 私から、「未だ議論は十分でなく、二回制を導入するとしても、導入後にその効果・成果の検証が必要だ。検証に当たっては、県民の皆さまの意見を広く聞くべきだ」といった意見ペーパーを出させていただいたところ、某自民党ベテラン議員から「そうしたパフォーマンスには付き合っていられない。いい加減にしろ。」といった怒声が飛びました。
 それに続き、他の議員から「わざわざペーパーを出すまでもない。この意見ペーパーを回収しろ」という声まで上がりました。どうやら、委員会の場において、意見ペーパーを出すというやり方そのものが、その内容以前にお気に召さなかったようです。とはいえ、内容としてはごく当たり前のことを書いているのですが。
 すんでのところで、私の意見ペーパーの回収はまぬがれましたが、こうした意見や提案を封じ込めるような空気こそが、今の県議会の「なれあい」や「数の論理」の象徴ではないかと思います。
 どうか、有権者の皆さまお一人おひとりのお力をお貸しください。まだまだ閉鎖的で「議員目線」の県議会を変革していかなければなりません。
 年2回制の導入が、単なるパフォーマンスにならないよう、これから、有権者の皆さまから厳しくチェックしていただきたいと思います。

選挙ばりでねぐ

2011年06月21日

 一般質問二日目。
 昨日から合計6人の方が登壇し、質問をしました。
 防災計画の見直しへの質問、知事の公務復帰を祝う言葉が続いている中、お一人だけ、「今回の震災発生に当たって知事の動きが遅かったのではないか」、「知事入院後の、県当局の病状説明は適切さを欠いたのではないか」といった質問をされた方がいらっしゃいました。

 私は、震災発生から100日を過ぎたこの時点において、秋田県が何をし、何ができたのか、何ができなかったのか、あるいは佐竹知事の判断などについて、一定の総括・検証をすべきタイミングであると考えています。
 その意味で、今日のその質問は大変重要な視点だと感じました。
 明日で一般質問は最終日、7人目の登壇となります。
 また興味深い質問などがなされることを期待しています。

 さて、話は変わり。
 昨日書いた「議員力検定」について引き続き。
 数日前、ある有権者の方がこんなことをおっしゃいました。
 「議員も、法律とか地方自治とか、最低限の知識ねえばダメなもんでねーが、ただ選挙ばりでねぐ、なんかそういう試験でもあればいいんでねが。」
 私はそれが憲法違反になる可能性があることをお話した上で、「立候補制限とかは無理でも、たとえば、議員にも成果主義、能力評価みたいなものを導入したほうがよいと思っている。有権者の方々から通信簿をつけてもらって、それが議員報酬に反映されるような、そういう仕組みは可能だと思う。他の議員の反対は多いでしょうが(笑)」というお話をさせていただいた。

 そういう話の直後に、この「議員力検定」を見つけた私は小躍りして、同僚議員をはじめあちこちに触れ回ったところ、早速、市議会議員の方、某国会議員の秘書らも巻き込んで、総力挙げて「議員力検定」HPから、練習問題にチャレンジが始まりました。

 結果についてはここでは述べませんが、「1級」の道のりは険しい、とだけ現時点で御報告させていただきます。
 なお、この議員力検定、議員はもちろんのこと、有権者の方が受ける検定問題もあります。
 是非、皆さまもこの議員力検定HPをご覧いただき、お近くに政治家がいらっしゃいましたら、受験をお勧めしてみてください。

 とはいえ、この議員力検定を受けるための勉強よりも、目下、明後日から始まる常任委員会の膨大な資料に目を通し、チェックをするという仕事が目の前にぶら下がっております。
 自らの所属する委員会だけではなく全委員会の資料に目を通すことで、県政全体の中の「過不足」が見えてきます。
 深夜12時を過ぎてしまいましたが、これからその作業にとりかかります。
 眠気に耐えてこその議員力。
 
 

議員力

2011年06月20日

 今日、復興基本法が成立しました。
 復興庁の創設、復興債の発行、復興特区の創設などがその主な柱となっています。
 震災から102日目ということが、阪神・淡路大震災に比較し、遅いという批判もあるようですが、様々な意味で阪神大震災と比較すること自体が意味がないことと私は思います。「批判」は誰にでもできること、「自分が何をできるか」をそれぞれの立場で考えることが、今、何より重要ではないでしょうか。

 さて、そんな想いを抱きながら、今日の6月定例会一般質問。
 そのやりとりの詳細については割愛しますが、私なりに気になったことをここで述べたいと思います。
 1つは、公務復帰後の佐竹知事の県政運営や決意について改めてお伺いしたい、といった質問が自民党会派の2議員から出されたこと、そしてそれに対する知事の答弁などについてです。
 佐竹知事は未だその任期折り返しであり、選挙時に掲げたマニフェストを遂行中の立場です。
 その方が、自らの健康問題により、2カ月、公務から離れたことによって、もし政治姿勢や方針が変わるのならむしろそのほうが大問題です。
 病気療養を理由に公務を離れた知事に対して、ねぎらい、激励し、そして決意表明を伺うというのは、私としては違和感を感じましたし、同時に、佐竹知事が、自らの不在などを謝罪しながらも「療養中は書物などを読んで勉強ができた」といった趣旨の発言をされたことも、違和感を感じました。

 2つめは、質問にも答弁にも曖昧な表現が目立ったことです。
 たとえば、防災対策の見直しなども、誰の目にも、今、秋田の防災対策が十分でないことは明らかです。
 「見直しをどういう視点で進めていくのか」といった質問や、「今後、検討していきます」といった答弁は、互いに時期や財源などを明確にしないやり取りであり、これでは県民の皆さんが仮にインターネット中継などでご覧になっていたとしても、これから何がどう進められるのか、明らかではありません。
 私自身の今後の努力も含め、議員はより具体的な提案や、時期・手法などを明らかにするような答弁を迫っていく必要があると感じます。
 言って見れば、「議員力」が試されているのかもしれません。

 議員力と言えば、今日、おもしろいものを見つけました。
 「議員力検定」
 こんな検定があるんです。明日改めて、この検定の内容については書きますが、私は「一級」目指して試験を受けようと思います。
 同僚の新人議員、小原さんもチャレンジするそうです。
 「自分ができること」には厭わず向かっていきたいと思っています。
 
 

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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