ブログ

早口

2011年07月05日

 総括質疑の録画が県議会HPにアップされました。
 こちらからご覧いただけます。
 他の議員の方の質疑の内容や方法、テクニックなどは、客観的にその場で見ていて解るのですが、自分の質疑がどうだったのかは自分ではさっぱり解らず、改めて私も録画を見て自分の質疑を確認しました。

 早口(笑)

 と、自分でも笑ってしまいましたが、そこは当初予定されていた持ち時間より急遽短くなったため、とご容赦ください。
 それ以外にも、自分の未熟な部分は自分だからこそハッキリ解ることもありますので、次回に向けて精進・修正をしていきたいと思います。

 さて。
 予算総括も終わり、6月補正予算に対する採決も行われました。
 民主党会派も含め、45人全員が今回の補正予算を「是」としました。
 とはいえ、私の質疑に対する知事の答弁にもありましたが、予算内容について、知事自ら「足りない点」、「課題」があることは認めているわけですから、今回の補正予算はさておいても、次の議会までにはさらにその「不足」の部分をしっかり検証し、補足・補完すべきものについて予算計上をしてもらいたいと思います。

 防災対策などは今回の6月補正予算だけで全て対応するというのは、時間的にも財源的にも困難ですので、この6月補正予算は、必要な対策・予算の一部を計上したもの、というふうに、民主党会派として理解し、予算案に賛成しました。
 一方で、私が指摘したように、予算の優先順位付けをしっかりとやり直すこと、その上で、「県民の皆さまの命に直結するような対策・予算」については、今年度中の補正予算か、遅くとも来年度当初予算までに目途を付けてもらうことが必要と考えています。

 そうした意味では、今後の補正予算などに向けて整理をしなければならない課題を残した、この6月定例会・6月補正予算であったと考えています。

 さて、明日は閉会日。
 私にとって、初めての本格的な定例会が終わります。
 いろいろな意味でハードでした・・・・

拒まない

2011年07月04日

 最後の更新後、二日ほど、時間をいただいておりました。大変すいません。

 さて。
 今日、総括審査が行われました。
 夕方、各テレビ局では報道等があり、帰宅後、ネットで各テレビ局の報道内容を確認しましたが、それぞれに報道の視点が違っており、新鮮な驚きがありました。
 手前味噌になりますが、私の質問はABSさんで取り上げていただいております。(興味がある方はABSのHPからご覧ください)

 当初は、私に与えられた時間は8分でしたが、諸々の理由により、質問をする段になって、急遽、6分というふうになりました。
 まだ、県議会のHPにおいて、録画配信はされておりませんが、たった8分しかない持ち時間から、いきなり2分も減ってしまった私の動揺が画面を通して伝わってくるかもしれませんので、是非、配信の暁にはご覧ください(笑)

 冗談はさておき、本来の堅い(と評判の)ブログに戻します。
 まず、この総括審査全体についての感想を。
 今回、議員によって与えられた時間の大半を「余してしまった」議員と、私もそうですが、「時間がまだまだ足りない」という議員がいましたが、全体としては、やはり、審査の時間は短かったと思います。
 これから、議会の会期が変更され、開会日数が倍になるのですから、この総括審査の日程や質疑のボリュームなども、もっと増やしていいのではないかと思います。
 質問と答弁をただ読み上げる一般質問よりも、政治家同士がノー原稿で生でやり取りをする、この総括質疑が充実すればするほど、議会の活性化に繋がるはずです。

 次に、私からの主な質問と、知事の答弁のうち、結論だけ、ここに概略を記します。
 沼谷「食料などの備蓄量の見直しや備蓄場所の分散化など、いつまでにやるのか」
 知事「市町村との役割分担も考えながら、来年度予算までには対応したい」

 沼谷「今回豪雨災害があったが、各河川の氾濫状況などを把握する県の河川砂防情報システムは、停電すると3時間しかもたない。もし停電と豪雨がセットで来たらどうするのか。備蓄倉庫にも発電設備がないところがある。このほかにも県有施設の発電設備は不備が多々ある。総点検、総ざらいをやってほしい。」
 知事「県有施設の発電設備については課題だと認識している。整備コストもかかるが検討していきたい。」

 沼谷「被災企業が秋田に移転して、ゼロから再出発しようというときに、県は、空き工場などを借りる際の賃料を2割しか補助しない。空き工場もある、空き家も土地もある、タダで貸すから、その代わり秋田の人間を雇用してくれ、というぐらいの大胆な提案を被災地にしたらどうか。」
 知事「被災企業からの要望に応じて柔軟に対応する」

 沼谷「節電対策も経済復興も、秋田は動きが遅い、鈍いというような声が民間からどんどん出ている。良い意味での知事のパフォーマンスを発揮して、ここまでの後れを取り戻してもらいたい。」
 知事「状況に応じて対応する。水面下でやるべきことはそのようにやる。」

 このほかにも時間があれば質問したいことも多々あったのですが、残念ながら時間の制約上。
 ただ、他の議員に対する佐竹知事の答弁も聞いていて、1つ感じたのが、佐竹知事の「待ち」の行政運営が目立ったということ。答弁中、何度も「拒まない」とか「見極めて」といった言葉が出ました。

 今、秋田に必要なことは、何かを拒まないことでも、見極めることでもなく、「提案し、行動する」こと、「リスクを取ること」ではないかと思います。
 佐竹知事のこのスタイルが、県政全体のスタイル、あるいはスピード感を作り出しているのだとすれば、それは私としては残念に思います。

 横綱、といえども、がむしゃらに攻めるべきときは攻めてもらいたいと思います。
 孫社長が掲げる自然エネルギーに関する構想も、他県では既に具体的な提案や、現地視察などを行い誘致合戦に入っています。
 あるいは、韓国や台湾、中国への震災後の観光セールスも、九州をはじめ、各地域で既にどんどん行われています。
 節電対策も、他県では既に二度、三度と全県節電実験を行いながら、様々な普及啓発や取組を進めています。

 1つ1つは、個別の事象であっても、全体が集まったときに「秋田県政は遅い、鈍い」というふうに見えてしまうとすれば、それは職員の責任ではなく、トップの責任であると私は思います。
 いつも辛辣で直球な私ですいません。

 が、総括のネット中継をご覧になっていた方から早速、その「直球ぶり」を評価するメールもいただきました。賛否あれども、政治を県民の皆さまに近づける唯一の方法がこの「直球」だと私は信じています。

直球

2011年07月01日

 来週月曜日、4日に6月定例会のハイライト(と私は思っています。)である、予算の総括審査が行われます。
 議会の運営やその流れというのは、16年間、県庁に籍を置き、議員となった私ですら難解ですし、正直、必要な手続きなのでしょうが、かなりセレモニー的なものもあります。
 ものすごく乱暴に言ってしまえば、
 「一般質問」
 「常任委員会」
 「総括審査」
 の3つが、定例会の核になります。この3つの核を中心に議会日程が作られています。

 一般質問は、ご存じのとおり、知事などに議員が議場で質問をするものです。朗読会や学芸会とも評されるこの一般質問ですが、その良しあしはともかく、基本的には事前に質問と答弁が一言一句出来上がっています。
 一般質問が終わると、その次には、各常任委員会で、県から提出された予算内容を分野ごとに検討し、質疑を行います。
 この場には、知事はいません。議員と、そして、県の幹部らで質疑が行われます。これは全くノー原稿。ですから、議員の質も県幹部の質も、両方が如実に出てしまいます。トンチンカンな質問やトンチンカンな答弁がないわけではないです。
 そして、その常任委員会が終わると、いよいよ総括審査です。
 これには知事が出席しますが、一般質問と違い、ノー原稿です。

 つまり、議員も知事も、一対一で、まさに一問一答の真剣勝負が行われます。
 一般質問や常任委員会でのやり取りを踏まえた、さらに一歩突っ込んだ、生のやり取りです。
 その意味で、私は、この総括審査がハイライトだと思っています。
 この総括審査は、会派ごとに持ち時間が決まっています。持ち時間は所属議員の人数に比例しており、最大会派の自民党は70分の質問時間、我が民主党会派は誠に残念ながら15分しかありません。
 会期を年2回にして、議会の日数を増やしたのだから、もっと一人あたりの持ち時間を増やして、2日でも3日でも総括審査をやったらいいじゃないか、と個人的には思うのですが、今日はその話はやめておきます。

 ということで、来週月曜日、その15分の持ち時間を、同僚の虻川議員と、私で半分ずつに分け、総括審査をやることにしています。
 虻川さんは午後2時半頃、私は3時頃から、佐竹知事に一問一答を行います。
 インターネットでは生中継もありますし、録画中継もしていますので、是非、私たち以外の方の質問も含めてご覧いただければ幸いです。

 なお、私は、
 「秋田県のこれからの防災対策の進め方」として、特に、食料などの備蓄体制のことと、3.11のような大規模停電などへの対応について、知事に意見を言わせていただこうと思っています。
 また、「秋田のこれからの経済復興」や「節電対策」についても、問題提起をしたいと思っています。
 当選から3カ月、このブログで日々、いろいろなことを述べてきましたが、そうしたこともこの総括審査の場にぶつけていきたいと思います。

 かたや、県職員時代から出世街道を駆け上がり、幹部の座まで昇りつめ、その後、市長時代を含め10年のキャリアを誇る大政治家。
 かたや、同じく県職員ではあるものの、一兵隊として退職し、政治家歴3カ月の新人。
 その力量の差は、横綱と序二段ほどに明らかではありますが、どうか、この若輩者の心意気だけは買っていただければと思います。
 打ち返されても、直球しか投げません。というか直球しか投げれないので・・・・

 最近、いろんな方から、「もう少し肩の力を抜いてじっくりやったらどうか、走りすぎ、急ぎすぎじゃないか」といった、私のことを心配する言葉をいただくことがあります。
 が、じっくりゆっくりやれる性分ではないから、県庁を脱藩してしまったんです。
 どこまで走っていけるかは私の気力、体力、能力次第ですが、歩いていこう、という性分だけは残念ながら持ち合わせていないのです・・・・我ながら時々そんな自分に「勘弁してくれよ」と呟きたくなりますが。
 まずは、来週月曜。準備、準備。
 

カレンダー
2011年7月
<<6月   8月>>
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新の記事
カテゴリー
アーカイブ

沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

詳しいプロフィールへ

事務所ご案内

〒010-0965
秋田市八橋新川向13-30

TEL 018-883-3383
FAX 018-883-3384

Googleマップへ