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災。

2011年12月27日

 佐竹知事は、昨日の定例記者会見で、今年を表す一文字を「災」と書き表した。

 東日本大震災をはじめ、世界的にも様々な自然災害が頻発し、秋田でも豪雪被害にも見舞われるなど、災害対応に追われた1年、であったと。
 また、ご自身が脳出血で長期入院生活となったことも、「災い」と評された。

 確かに。
 震災も、天災も、病気も「災い」だ。
 しかし、災いが多くあった年を、ただ「災い」と表すことは、私は非常に残念だと思う。
 災いの中に何を見出したのか、何をつかもうとしたのか、県政のリーダーとして、「そこ」を表していただきたかったと思う。

 じゃあ、沼谷、そういうおまえは一体、なんと表すのか?

 と問われるかもしれない。

 私なら・・・・

 「支」

 だろうか。

 被災地の復興というものに、どう「支援」していくのか、が問われた、問われ続けた1年だったと思うし、それはこれからも続くだろう。
 また、秋田県自身も、「支え合う」ということについて改めて見つめ直す年となった。

 国政を見れば、内閣の交代などがあったが、常に報道等で注目されつづけてきたのが、乱高下する「支持率」だった。国民の皆様の心がどこにあるか、そのことを考えさせられる1年ともなった。
 消費税増税も議論されているが、これもまさに、社会保障も含めた世代間の「支え合い」をどう作るか、ということだろうと思う。

 諸外国を見れば、これまで独裁的な体制によって「支えられてきた」政権が次々と倒れ、反格差という考え方を「支持」した同時多発的なデモが世界各地で起きた。

 個人的なことで言えば、4月の選挙において、県民の皆様から「ご支持」をいただき、この仕事を与えていただき、今年1年、様々な方々に「支えられ」ながら走ってこれた。
 また、佐竹知事が、ご自身で「災い」と評された脳出血についても、私は、記者会見中、職員に「支えられながら」退場する知事の姿が大変印象に残った。

 その知事は、今年1年の県政運営について、知事は「70点」と評されたようだ。

 これについて、あれこれ書くことは控えるが、率直に言って、70点はいささか高すぎるのではないか。
 ご自身への支持率が果たして70%より上か下か、最近の世論調査がないので不明だが、来年は佐竹県政の成果を求められる年、是非、謙虚にひたむきに頑張っていただきたい。

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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