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県政の存在感。

2012年04月07日

 今日は、2012年度初の「まちなか座談会」でした。

 スタートから通算では6回目。1カ月に1回、30日の中のたった1日、およそ2時間という時間ではありますが、正直、これほど鍛えられる場はありません。

 私としては、議会で登壇するよりも、佐竹知事との総括質疑よりも、プレッシャーを感じます。
 理由は簡単で、本当の意味での「ガチンコ」だからです。
 市民の方々からの生の声、叱咤は、ある種の劇場的な要素を持った議会での質疑とは比較にならないほど、ストレートで、答えに窮することもしばしばです。

 6回を通して感じるのは、「県議会の存在感のなさ」です。
 今日の座談会でも話題は、「社会保障と税」や「政権運営」などの国政課題が中心となりました。
 どうしても都合がつかず、今回、寺田学さんは出席できませんでしたが、私と、佐藤・見上両市議に対して、「本当に消費税増税が必要だと思っているのか、一人ひとり簡潔に答えてほしい」といったご意見や、国家公務員の採用抑制についてのご意見、あるいは、政権運営について厳しいお叱りなど、多数いただきました。
 やはり県民の皆さまの関心事は、連日のニュースで知るこうした国政の話題、そして、一方では自分たちの生活に密接に関連する、「ゴミ有料化」や「がれき処理」といったことになるようです。

 2月議会で議論になった、観光文化スポーツ部も、医療費助成も、未来づくり交付金も、大変残念なことではありますが、全く話題になりません。
 政治家は、批判さえされなくなったら終わりだな、と私自身はいつも思っています。何を言われようと、何も言われないよりはいい、と。
 政治家個人がそうであるように、政治そのものも「批判さえされなくなったら終わり」ですし、お叱りを受けることを覚悟で言えば、今の民主党政権も「批判されているうちはまだいいじゃないか」というふうにも思います。

 それにひきかえ、県議会や県政というのは、国政・市政に比べ、なんとまあ話題にならないことか。
 国と市町村があれば、都道府県はいらない、という議論や、道州制にしてしまって都道府県は廃止するといった議論もありますが、それだけ都道府県というものの役割や存在価値が不明確なのだろうと思います。
 県庁がなくなって県議会だけが残るということはありません。
 話題になればいい、というわけではありませんが、県政について、県議会がもっと自らの言葉で語り、話題にしていかなくては、県庁と一緒に県議会も沈没してしまうのではないかと非常に危機感を感じています。
 移動議会、日曜議会、夜間議会、議会報告会・・・・やれることはなんでもやらんといかん、と思っていますし、議員報酬や定数などの「削る議論」だけではなく、「創る議論」もしていきたいと思います。
 そしてまた、「対話型県政」を掲げる佐竹知事にもまた、市町村や関係団体との対話だけではなく、是非、県民の皆さまとの直接対話というものに、知事ご自身だけではなく県全体として取り組んでいってもらいたいと思います。
 今の県政、残念ながら県民の皆さまの関心は低くなってきているように感じます。
 いろいろな県政課題について、しっかりと県民の皆さまに賛否を問うていくことが求められています。

 

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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