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アベノミクスが秋田を疲弊させるこれだけの理由。

2014年11月19日

 昨夜、衆議院を解散するという安倍総理の会見があった。改めて、解散理由やタイミングなどについて、私の考えを述べたい。

 安倍総理は、昨夜盛んに自らの経済政策が正しいことを強調してみせた。「アベノミクスの成功を確かなものにする」、「経済の好循環が今まさに生まれようとしている」だから「この道しかない」と宣言した。

 そして、「1.増税を18カ月延期すること 2.29年4月に増税すること 3.アベノミクスをこのまま継続すべきかどうか」について国民の判断を仰ぐ、とした。

 まず、この3つの解散理由は、いずれも理由にならない。

 1の増税延期は、国民の大多数が賛成している。反対を押し切って憲法解釈の変更までした内閣が世論どおりに増税延期することに総選挙は不要だ。

 2の増税決定は、景気状況を勘案して増税延期をする内閣が、18カ月後にはどんなに景気が悪くても増税するというのは、論理としては破たんしている。

 3のアベノミクスは、総理自身が「この道しかない」と会見の中で断言しているわけで、であるならばそれを阻止・邪魔できる勢力は国会内にないのだから、そのまま継続すればよい。

 理由にならぬもの、論理破綻しているもののために700億の血税を使って選挙をやるというのだから、愚挙・暴挙に尽きる。

 その上で、3のアベノミクスを継続すべきかどうか、という点について、これは秋田県の議員という立場で答えるならば、明確に「ノー」だ。

 日本全体で見れば、アベノミクスが始まって以来、物価上昇に賃金上昇が追いつかず、実質的な所得は下がり続けている。

 雇用が増えたと胸を張るが、非正規雇用が増えているだけであり、さらにここから派遣法を改悪し、派遣社員を増やそうとしていたのだから話にならない。

 秋田県に限ってみても、ガソリンや光熱費などの価格上昇によって物価上昇しているが、この物価上昇率は全国平均を上回っている。所得が低く、車や暖房が必須の地方でこそ生活が苦しくなっているということだ。

 さらに、首都圏と秋田の経済格差の拡大は、雇用格差・所得格差に当然つながるわけで、人口移動にも影響を及ぼしている。このため、秋田の社会減(転入−転出)は、過去5年間の中で最も高い水準になっている。

 企業活動を見ても、99%が中小企業であり、国内・県内マーケットを相手にしているところが多い秋田では、原材料費や燃料費の値上がりで青息吐息だが、商品や製品への価格転嫁もできず、大変厳しい状況だ。農業に至っては、肥料代や燃料代などが上がる中でこれほど米価が下がり、しかも、減反制度も戸別所得補償制度も廃止すると安倍総理がぶち上げたものだから、たまったものではないだろう。「農家所得の倍増」などというお題目をもはや日本の農家は誰も信じていないだろう。

 こうしてみていくと、安倍総理がいう「経済の好循環」の実態とは「地方から人と富を吸い上げて東京が豊かになる」という「経済の一方通行」に他ならない。

 つまり、どれだけアベノミクスを継続しようと、それは単なる地方からの吸い上げにしかならないのだから、こんな地方を痛めつけるだけの経済政策は直ちに止めるべきだというのが私の意見だ。「いやいや、地方創生で地方を良くしてくれるだろう」と反論する方にはこう言いたい。

 「地方創生の中身は、既存の補助金を統合しただけの交付金であり、何にどう使うかは地方が知恵を絞れというもの。カネをもらって地方が良くなるならとっくによくなっている。今の地方の疲弊はカネがないからではない、人がいないからだ。」と。

 安倍総理は、会見でこうも言った。

 「アベノミクスは失敗だ、という人もいるが、ではどうすればよいのか、という対案を一度も聞いたことがない」と。

 長くなるので日を改めるが、私としての対案を、後日明確にここに書きたい。

解散風。

2014年11月13日

   解散風という突風が吹き始めている。

   二年前の衆院選で、「まずは景気回復」と言って大勝し、昨年の参院選で「ねじれ解消」と言って勝利した安部政権。

   やろうと思えば何でもできる絶対安定多数であるし、増税延期も法案一つ通せば良いのだから、解散総選挙に持ち込む理由は見当たらない。

   解散するなら、何を理由に何を問うのか、集団的自衛権の行使さえ閣議決定してしまう安部総理が国民に問いたいものがなんなのかを、いずれ近いうちに聴けるときが来るのだろう。

   秋田では明日、民主党秋田として来月の衆院選を想定し、候補者擁立に関する会議を行う。

   様々な声を頂戴する。様々な意見がある。

   幹事長の責任において、明日、秋田一区については明確な結論を出したい。

   持ち越しや保留は、時が許さないであろう。

   一区以外についても、あらゆる可能性を考え、候補者擁立に向けて努力したい。

   こんな粗悪な解散風の中で旗を立てられない政党なら、存在価値はない。

   そういう覚悟でいる。 

なかいちリニューアル。

2014年11月06日

 国民文化祭が終わり、エリアなかいちが店舗改装に入った。

 今年に入り、核テナントや生鮮部門が相次いで撤退し、施設内は巨大な空洞が生じていたが、これから1カ月超の改装期間を経て、その空洞はとりあえず「埋まる」ことになる。

 新たに入ったのは、美容皮膚科、飲食店、そして産直施設だ。

 とりわけ目を引くのは美容皮膚科。一階の売り場面積の約3分の1を占めることになる。

 なかいちの商業施設は当初、北野エースという高級志向の食料品店と、生鮮食品を中心としたいわゆるスーパー、そして飲食店という構成でスタートした。

 ここから読み取れるのは、近隣住民の「台所」としての機能を中心に「日常」によって賑わいを創出しようという意図だ。

 今回のリニューアルではそこから大きく転換したと言ってよいだろう。

 美容皮膚科に日常的に行くという人は、あまりいないだろうし、飲食店も月に1、2度行くのが関の山だろう。つまり、日常から「非日常」にシフトしたと私は受け止めた。

 問題は、その非日常的ラインナップが賑わいを創出するものになるかどうか、だが、私は甚だ懐疑的と言わざるを得ない。

 そもそも「賑わい」とは何か。言わずもがな、なかいちという点が賑わうことではなく、なかいちという「仕掛け」を経由して、仲小路や広小路、中心市街地全体に人の流れ、賑わいが生まれることこそが「賑わい」の意味であり目的である。

 その意味では、飲食店や美容皮膚科で消費をしてもらうためのなかいちではなく、むしろ周辺地域の飲食店で消費をしてもらうための機能こそがなかいちには求められている。

 究極的に言えば、「客」ではなく「人」を集めるのがなかいちであり、なかいち自体で消費してもらう必要は本来ないのである。

 周辺飲食店から客を集め、飲食店で消費させるためになかいちを作ったわけではなく、周辺飲食店で消費してもらうためになかいちはあるべきだ。

 そう考えると、今回のリニューアルも既に黄色信号が灯っていると言わざるを得ない。

 135億円をかけた「なかいち」は一体誰のために、何のためにあるのか。

 そのことが漂流している。

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在2期目。
現在
秋田市横森在住。

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