先週末から今週にかけ、私自身の秋田市長選への出馬について幾つかの報道がありました。
このことについて、現時点での私自身の考えを書かねば、と思いつつ、タイミングが遅れてしまいました。
まず、秋田市長選に出馬するのかどうか、ということで言いますと、「熟慮中」という言い方になります。
私が県議会において、佐竹知事に厳しく対峙してきたことから、なぜ知事選ではなく、市長選なのか、知事選に向かうべきだ、というご意見もよくいただきますが、知事選という全県選挙を戦うには、組織体制や選挙資金、知名度など、様々なことが現実的に必要になります。
県政への想いはさておき、私自身にはまだ残念ながらそうした力はないと認識していますし、一方で、今の秋田市政が、県の下請けのようになってしまっていて、およそ30万都市としての自立性や実力を発揮できていないという状況について、強い懸念を感じていることもまた事実です。
県都秋田市がもっと都市としての魅力や活気、利便性を取り戻すことができれば、秋田県全体へのプラスの効果は計り知れないとも思います。
そうした意味で、秋田市長選への出馬を考えているというのがその理由です。
政策的なスタンスで言いますと、県市連携の文化施設整備については、「見直しが必要」という立場であり、特に和洋高校敷地を駐車場とすることについては、即時中止すべきと考えています。
また、外旭川地区への民間企業によるまちづくり構想については、現市政のように門前払いを続けるのではなく、きちんと協議・交渉のテーブルにつき、オープンかつ徹底的な議論を行うべきだと考えています。
一方で、同じ県議会から、別の方が既に出馬表明されていることもありますので、そうした中で、自分自身が何を為すべきか、何ができるか、をキチンと考え、遠からず結論を出したいと思います。
といったような、既に報道されたような内容をなぞったようなものはさておき、私の素直な想いを最後に一言だけ書き記せば、もういい加減「現状維持」の政治から抜け出さないと秋田が沈没してしまうという危機感、もうそろそろ若い世代に秋田の未来を託してもらいたいという責任感を強く感じています。
責任世代として、十分に考えたいと思います。