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誘客

2011年05月27日

 既に報道等でご承知のとおり、本日、韓国の俳優、チャン・ジュノさんが「美の国大使」に委嘱されました。
 日本ではアイリスで一躍有名になりましたが、元来、韓国国内でも大変人気のある俳優さんですし、社会貢献活動にも力を入れていらっしゃる方なので、今後、秋田のPRに様々な場面でご支援いただけることを心から期待しています。

 さて。震災後、海外から日本へのインバウンドは激しく落ち込んでいる。
 震災のあった3月は、前年同月と比較して5割減、つまり、海外からの観光客は半分になってしまった、ということだ。中国・韓国・台湾からは約40万人の方が来ていたが、それが20万人に減ってしまった。この3地域は日本のインバウンドの大きな割合を占めているだけに、この実数の減少は国内の観光地に直接的なダメージになっている。
 中国などからの団体ツアーも九州や西日本、関東方面に向けては再開されたようだが、本県を含む東北はもちろんまだまだ。海外からの観光客を呼び戻すのは簡単にできるわけではない。これからまさに「あの手、この手」を尽くしていかなければいけない。

 そうした中、国では、沖縄振興策として「沖縄を訪問する中国人個人観光客に対し、有効期間内なら何回でも日本に入国できる数次査証(マルチビザ)を発給する」との方針のようだ。一定の所得のある富裕層が対象で7月1日からの実施の見込みとのこと。
 このマルチビザがどの程度効果があるのか、私自身まだ不勉強ではあるが、沖縄振興だけと言わず、東北復興の1つの手立てとしても検討に値するのではないか。
 週明け、県の関係課と話をしてみたい。
 先日、日系企業としてJTBが唯一、中国での海外旅行業務の取り扱いを認可されたとの報道もあった。
 JTBでは中国から日本へのインバウンドにつなげたいという意向のようだし、こうしたタイミングも逃さず、震災の風評に負けず、東北への誘客にも取り組んでいきたい。

 最後に。冒頭に書いた、チャン・ジュノ氏の歓迎レセプションが今夜、秋田市内のホテルで行われ、私も、観光等を所管する県議会産業労働委員として、出席をさせていただいた。
 レセプション自体は、大変和やかな雰囲気の中で行われたのだが、1つだけ、気になることが。
 副知事がお二人そろって出席されていたこと。
 知事がまだ復帰されていない中で、お二人が揃って酒席を伴う同じ会に出席されるのは、危機管理上、少し違和感を覚えた。その2時間後に、県内で震度4の地震があったことを引き合いにだすわけではないが。

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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