安全安心という意味で、災害などの非日常、有事ではなく日常の「暮らしの中での安心を実現する」ということもお約束をしたいと思います。
まずは交通弱者ゼロ、つまり買い物、病院なども含めて、どんどん路線バスが減っている中で、出かけたくても出かけられないというシニアの方々がおられます。特に団塊の世代が後期高齢者となり、これから大量の免許返納者が出てきます。これはもう5年先に迫っており、バス、タクシー、デマンド、ライドシェア、これらを全て組み合わせて最大最適化を図ります。
また介護難民ゼロ、これも安心してこの街で生涯を過ごしていただくために必要なことです。これを実現するためには介護人材の確保、待遇改善など、介護に関わる方々の賃金待遇を上げていかなくてはいけません。国の介護報酬改定にだけ任せていますと、昨年の改正のように地方で最も大変な訪問介護の報酬が引き下げられるといった待遇改善どころか待遇改悪ということさえあります。国にだけ任せずにこうした地方の実態を踏まえて秋田市独自の待遇改善、あるいは外国人材も含めた人材確保に乗り出します。
そして暮らしの安全安心というテーマでは最も新しい課題ですが、市街地に出没するクマ対策、これも重要です。昨年もスーパーや工場にクマが立てこもるという事案がありましたが、山間部農村部里山に出没するクマと異なり、市街地に出没したクマは生命、財産、企業活動、経済活動に与えるマイナスというものが非常に大きいため、迅速かつ徹底した駆除を行いたいと思います。これから法改正が行われる見込みで市長村長が駆除のための発砲許可を出すということになりそうですが、まずは秋田市として公務員ハンターを採用します。猟友会の善意に頼るということではなく、仕事として、公務員として市民の暮らしを守るため速やかに駆除できる体制を整えます。