外旭川の開発については現行計画を白紙にします。今の計画はスタジアム、卸売市場、イオンの3つをセットで相乗効果を出す、これがセットでなければ成り立たないと言ってきた計画ですから、スタジアムが八橋に決まった以上、今の計画はその前提、根幹、大義を失います。卸売市場の建て替えについても市場のトップ、理事長が建て替えではなく大規模修繕でやりたいというお考えを新年早々示されました。3つセットのうち、2つがなくなったわけですから、前提を失った以上、白紙にせざるを得ません。白紙にした上で、どういったやり直しがあり得るのかどうか、農地転用は県の許可権限ですので、県を抜きにして議論はできない。県、市、民間の3者で協議をしなければいけないと思います。いずれにせよ、私の目指す30万人都市の復活ということもそうですが、内需や消費を取り合うのではなく、県外、仙台、首都圏、海外からヒトと投資、消費を秋田に呼び込まなければいけませんので、外旭川も外から呼び込めるものになるかどうかという視点で、立ち止まって抜本的に考え直すべきだと考えます。
またスタジアム整備については、極めて残念なことですが選挙の争点となるのはこれが3回目です。逆に言えば、それだけの長きにわたって決まらなかった、まさに市政の停滞のシンボルのような存在となっています。4年前には外旭川に全天候多目的のスタジアムを民設民営で建設すると言ってきたものが今は何一つ残っていない、180度変わってしまった状態です。来月には穂積市長が八橋におけるたたき台を示されると伺っておりますので、私としてはまずそのたたき台を見て、4年前のように実現性のないものをまた選挙前に示すということになるのか、実現性のあるものなのか、そこを見極めた上で、またもや実現性の低い内容が出てくるようなことがあれば、改めて私の考えを選挙前にはお示しするつもりです。