若い人がこの街を出て行ってしまう、若者の減少ということは結婚や出産などの減少に直結し、これが少子化の大きな要因になっていきますから、まずは今、この秋田市にいる高校生、大学生こういう世代が秋田で生きていきたい、頑張ってみたいという環境を整えることが重要だと考えています。
このため、まずは秋田市として高校生や大学生が秋田市で就職する、そこに対しての独自の応援金を支給する制度を設けます。
そしてまた、これは行政においては手薄な部分でありましたが、秋田市には国立、県立、市立、私立あわせて6つの大学があります。合わせれば7,000人の大学生が暮らす、秋田市は学生の街でもあり、ここに通う大学生は約7割が県外出身者です。県外に出て行ってしまった若者を秋田に引き戻すということには行政は一生懸命でしたが、秋田に来てくれた若者に秋田の魅力を知ってもらう、関わってもらう、その先に秋田に残って頑張ってみたいと思ってもらう、こういう取組は弱かったように私は感じています。
大学生によるまちづくり、あるいは若者に対するスタートアップ支援、どんどん新しいことをやってもらう、この街に関わってもらう、むしろこの街の主役になってもらう、こういうことを秋田市として推し進めたいと思います。