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意見書を提出。

2019年12月09日

今日もイージス・アショアについて書く。 菅官房長官が「住宅地との距離を考慮するよう指示した」と報じられたのが先月21日。それからわずか20日後、防衛省は再調査・再測量の結果、山口県むつみ演習場が「適地」との結論をまとめたとの報道があった。 防衛省はこれまで、理由や根拠を明かさぬまま「イージスを国内に2カ所配置することが有効、そして、そのバランスなどを考慮して秋田・山口の2カ所を選定した」と説明してきたし、秋田と山口は一対とも説明してきた。仮にその説明をそのまま受け入れたとすれば、秋田と山口はセットで決まったものであり、どちらかの配備候補地だけが変更されるということは理論上あり得ないことになる。 逆に言えば、秋田については防衛省も防衛大臣も菅官房長官も「ゼロベース」などと曖昧な言葉で濁しているが、秋田がゼロだと言いながら、その再調査・再選定結果が出ないうちに、山口県むつみ演習場は適地だという結論を出してしまったわけだから、防衛省は、秋田と山口への配備方針を全く崩していない、と考えるのが自然だ。 でなければ、山口だけを早々に結論づける論理的正当性がない。 秋田と山口への配備方針に変更はなく、万が一、新屋演習場への配備が回避されたとしても、秋田県内への配備を政府は考えるであろう。 つまり、新屋であっても、新屋でなくても、秋田県内のどこか、に置かれる可能性が極めて高いと私は思っている。 その中で、再調査・再選定が進んでいる。 どのような結論になるにせよ、秋田県民にきちんと論理的、合理的、客観的に説明責任を果たすのが行政府としての最低限の責任であろう。 その意味で、私は今議会に、他会派の方々のご賛同も得て、何度目かの意見書を提出させていただいた。再選定の基準を明確にしてほしい、という内容だ。 基準も根拠も示さず、再選定をされたのではたまったものではない。さらに言えば、住宅地との距離を含め、政府がキチンと科学的に配備に当たっての必要十分条件を説明できるならば、むしろその中で、新屋演習場が除外されることは自明だろうとも私は思う。 秋田の政治家として、秋田に生まれ、秋田に育って、秋田で死ぬ一人の県民として、今、できること、すべきことを全てやりきりたい。
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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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