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税。

2011年12月16日

 12月も半ばを過ぎると、そろそろ、世間的にはクリスマスやら忘年会やらおせち料理やらに関心事が移っていく。
 もちろん、私もそうした一連の行事に人並みに関心はあるが、もう1つ、毎年、大きな関心を寄せていることがある。

 それは、年末に閣議決定される政府の来年度予算案のことだ。
 毎年、20日頃から25日頃までの間に、様々な政府内の意思決定過程を経て、政府案が決定される。

 「その昔」とは言っても、わずか10数年前まで、地方自治体は、この政府予算での「箇所付け」を勝ち取るために、陳情合戦を繰り返してきた。
 道路やダム、港湾などのインフラは、全国一律に平等に進められるわけではない。限られた予算の中で、優先順位がついてしまう。
 うちの道路、我がほうのダムを・・・地方がこうして陳情を繰り返した。特に年末になれば、自治体の職員は、酒や特産品を背負って、各省庁の「高級官僚」詣出をし、政治家が「口を利き」、そして、「個所付け」が決まった。

 まさに、地方にとっての「利益」というものを、国会議員と国家官僚がグルになって利用していた、といっても過言ではない。

 そういう統治が自民党政権によって連綿と続けられてきた。

 その結果、である。
 今、国家の借金は1000兆円になろうとしている。
 そして、税収が40兆円そこそこしかないのに、そのうち20兆円を借金の返済に充てている。
 さらに国家予算は毎年増え続ける社会保障費などによって、90兆円にもなっている。
 これが今の日本の姿だ。
 国会を見ても、テレビを見ても、自民党の議員の方々や、自民党政権下で大臣をやられたような民間人の方が、現在の政府の「税と社会保障一体改革」などについて、いろいろと御批判されているが、私のような年代の人間からすると、さてさて、そのような資格をあなた方はお持ちか?と問いたくなる。

 税制の問題も、社会保障の問題も、全てを先送りにしてきた結果が、積み上がった借金と、借金を積んでも積んでも変わらない国民の不安だ。

 増税は不可避だと私は思っている。
 国家公務員をゼロにしようと、国会議員を全員無給にしようと、増税は避けられない、と。
 増税して、雇用や子育て、年金や医療などの社会システムが持続可能な安定したものになるならば、増税は成功だし、いずれ、国民的な理解を得られるだろう。
 しかし、中途半端な増税をして、結局、社会システムが破たんするようなことがあれば、増税は失敗だ。
 どこをどう増税するか、どこまで増税するか、は様々な議論があるとは思う。

 さて。
 増税論議がある中で、まもなく24年度政府予算が決定される。
 昔と違い、地方自治体が酒を持って陳情に行くこともないし、大挙して東京に押し寄せることもない。
 そんな政治家と役所の「お祭り騒ぎ」はなくなったが、むしろ、国民の関心は高まっている。
 税金の使われ方、使い方・・・・

 地方全体の予算は、国家予算90兆円にほぼ匹敵する。
 そのうち、秋田県の予算は6000億ちょっとだが、国家と同様、予算編成をし、借金もし、事業の取捨選択もする。
 私は、秋田県の予算、その予算編成過程や意思決定過程をもっと県民の皆さまに公開すべきだし、予算の一部は、県民の皆さまに使い方を決めてもらってもいいと思っている。
 そういう県民参加型の予算編成、をやってみたいものだ。

 明後日からの総括質疑、そして、来年の2月議会などでも、少しでも、県民の皆さまに興味・関心を持っていただけるような議論、提言をしていきたいと思っている。
 税金の使われ方、は地方自治体でこそ、皆様に御理解いただかなくてはいけない。

来週の準備。

2011年12月13日

 産業労働委員会をはじめ、各常任委員会での議論が昨日でだいたい終わったようです。

 来週月曜と火曜の二日間、佐竹知事との総括質疑が行われますので、質疑を行う議員は、こうした各委員会での議論などを踏まえて、あらためて知事に直接問いただす、提言することを整理し、臨むことになります。
 私は、今回で3回目の総括質疑となります。
 6月、9月、そして今回の12月議会ということで、同僚議員の皆さんのご好意により毎回出番をいただいております。
 6月では、県有施設における防災設備の総点検を提案し、点検や必要な予算化をしてもらいました。
 9月では、国際教養大学への交付金の算定や、剰余金の取り扱いなどの問題点を指摘し、これは来年度の当初予算に向けて改善等が図られるようです。

 今回の総括質疑では、やはり、来年度から設置する観光文化部のこと、そして、同じく来年度から、5年間で50億円をかけることを予定している市町村への交付金のことは、取り上げたいと思っています。

 そのほかにも、いくつか取り上げたいことがありますので、18分という限られた質問時間の中で、しっかりとした議論ができるよう、準備をしていきたいと思っています。

 さて、今日は興味深いニュースがありましたので、それを少しご紹介します。
 国土交通省が次の国会に「低炭素まちづくり促進法案(仮称)」を提出する方針、とのこと。
 歩いて暮らせるまちづくり、をコンセプトにして、病院や市役所、店舗、住宅などを集約化することで、車を運転できない高齢者らの利便性が高まる、ということで、自治体が各施設を一定地域内に誘導するための仕組みづくりを法案に盛り込むそうです。

 皆さま御存じのとおり、秋田県はコンパクト化、「歩いて暮らせる」といったコンセプトとは逆の歩み、「郊外型」の展開を続けてきました。
 県人口は最大135万人でしたが、今は108万人、そしても20年後には80万人を下回るというような状況が予想されています。
 135万人の人口を前提として作られた学校、道路、公共施設、上下水道・・・あらゆる社会インフラのうち、使われていないもの、老朽化したもの、も数多くあります。

 私は県庁に在職した当時から、もう一度、暮らし方、暮らす場所、まちづくりを見直し、集いあって暮らす「集住」を提案してきましたが、なかなか実現してきませんでした。
 人がどこで何をして暮らすかは、その個人の基本的な人権であり、自由である、ということが根底にあるので、強制的な形では確かに難しいのですが、政策誘導的な形では可能ではないかと思っています。

 よく108万県民の力を結集して、という言葉を政治家も行政マンも使いますが、物理的に散り散りになって、限界集落化が個々に進んでいるような状況の中では、その言葉も、虚しく響きます。

 この国交省の法案が出るならば、秋田県こそ、そうしたタイミングを捉えて、今一度、「暮らし方、住まい方」を見つめ直し、集うこと、集いあって暮らすことを考えていくべきではないかと思っています。
 その土地で暮らし続けてきた、その想いや、伝統文化、こうしたこと考えれば簡単ではないし、抵抗も多いかもしれませんが、このままでは、秋田県が全体的にじわじわ地盤沈下していくだけではないか、という危機感を私は持っています。
 都市だけではなく、農村・山村も含めたコンパクト化、勇気を持って取り組んでいきたいものです。

新体制。

2011年12月11日

 今日は、いつもの県政・議会報告ではなく、民主党のほうの報告をさせていただきます。
 年に一度の、民主党秋田県連の定期大会が開催されました。

 県連代表には、松浦大悟さんが、幹事長には寺田学さんが、それぞれ就任しました。
 二区の川口博さん、三区の京野公子さん、比例区の高松和夫さん、県議の虻川さんがそれぞれ副代表に就かれました。

 今回、私は政調会長に就任させていただくことになりました。
 とはいえ、会長、などと仰々しい名前をいただくような年齢でも、何かを、誰かを率いているわけでもありません(笑)
 仕事としては、県政と国政を繋ぐ役割といったところかと受け取めています。

 国政では与党でも、県政では少数野党ということで、民主党は衆議院と参議院の間だけではなく、国と地方の間でも「ねじれ」ています。

 しかし、秋田県民の皆さまから選ばれたという点においては、国会議員も県議会議員も関係ないわけで、私としては、ねじれや党派を超えて、「秋田のためになること」を、国会議員の方々に繋いでいきたいと思っています。

 新人政調会長ではありますが、そういう国政と県政の連動・連携というものを、私なりに考えているところがありますので、うまく実現していきたいと思っています。

 増税、社会保障、TPP・・・御参加いただいた党員・サポーターの方々からもいろいろな御意見をいただきました。
 これらはたとえ自民党政権であっても、民主党政権であっても、党派にかかわらず直面した問題ですし、さらに言えば、自民党政権が先送りしてきて行き詰った物事ばかりですが、しかし、それと同じように先送りしていては、自民党と同じですから、ここが踏ん張りどころ、と思っています。
 同時に、こうした国政課題や、日本全体にかかわる政策というものが、秋田のどう影響を及ぼすか、あるいは、秋田にとってプラスかマイナスか、ということは、県議会議員として、そして、政調会長として、十分検証していかなければいけないとも思っています。
 私個人としては、増税も、TPPも、秋田にとってマイナスなことばかりではなく、トータルで見たときにむしろプラスに働く面もあると思っています。

 さて。明日はまた本会議が開催されます。
 国の三次補正予算が成立したことを受けて、本県でも100億円を超える補正予算を組むことになりました。
 国政と県政、当たり前のことですが、実はかなり深く連動しています。
 こういうことも県民の皆さまに発信していけたら、と思っています。
  

 

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在2期目。
現在
秋田市横森在住。

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