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箱の中身。

2013年06月12日

 安倍政権の成長戦略の内容が明らかになった。

 小分けにして、小出しにし続け、国民と市場の期待を煽り、引っ張り続け、その集大成としてまとめた成長戦略であったが、マーケットの失望は大きかった。

 当然だろう。新しさも大胆さもなく、「異次元」やら「倍増」やらといった空疎な言葉が100ページにもわたって並んでいるだけなのだから。

 一時期、102円台まで進んだ円安も、93円台にまであっという間に戻ってしまった。

 日銀が「異次元の金融緩和」と言って、市場に現金を大量に流し続けた。しかし、こんな結果になった。

 現金は国債を買い取ることで市場にばらまかれたが、国債は我々国民が将来世代から借りたお金、借金であることは言うまでもない。

 円安だ、株高だ、と大騒ぎをしたものの、結局、我々の借金はどこに消えたのか。そのお金は誰の財布に入ったのか。

 外国人投資家の「儲け」になっただけなのではないか、という哀しみさえ漂う状況である。

 しかし、それでも、いや、それだから安倍総理はますます強気になる。

 「改革に終わりはない」などと自分の言葉に自分で酔いしれ、この秋にも設備投資減税を盛り込んだ成長戦略を追加するとのこと。

 従軍慰安婦発言で批判にさらされた橋下代表が、むしろますます強気に抗弁をし続けた状況に酷似している。

 なお、この設備投資に対する減税措置は既に実施されている。

 前年度を10%以上上回る設備投資をした場合などに、収めるべき法人税額から投資額の3%を減税するというものだ。100億円設備投資したときには3億円が法人税額から控除される、という計算だ。

 これを仮に、安倍総理が言うように秋になって5%や6%に拡大しても、効果があるとは到底思えない。

 経団連の会長でさえも、

 「投資減税だけでは設備投資は動かない。」とハッキリ言っているし、今、全国の製造業で、設備が「過剰」という企業のほうが「不足」と考える企業よりもはるかに多いというのが実態だ。

 この秋田においても言うまでもなく、問題は設備の不足ではなく、むしろ設備の稼働率の低さや、設備投資に回す資金のなさ、であり、それらはつまり「需要」の少なさ、マーケットの縮小ということと直結している。

 こういう中身も効果もない成長戦略を小出しにし続け、「まだ何かがあるように」見せながら、参院選を乗り切ろうというような魂胆は、「やるやる詐欺」や「あるある詐欺」と言っても過言ではないだろう。

 国民の皆さんにも「アベノミクス」は、まさに中身のない、空っぽの「玉手箱」だったということに一日も早く気付いていただきたいし、そのことを明らかにする役割を、民主党が唯一負っているのではだろうか。

 ギリシャ神話、パンドラが開けた箱には、最後に「希望」が残っていたとされる。

 しかし、安倍総理が開ける現代の箱には希望さえも残っていなかった、ということになったら、本当に不幸だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

一般質問に期待。

2013年06月11日

 明日から、6月議会の一般質問が始まる。

 今回は、9人の方が登壇される。

 私を含め、民主党会派は今回質問に立たない。

 民主党会派は所属議員が3人のため、4回ある定例会のうち、一回は「出番なし」ということになる。この後の9月、12月、来年2月に開催される議会に3人がそれぞれ登壇することになる。

 今回は知事改選後、初の一般質問ということで、どのような質問が出るのか、どういった傾向になるのか、興味深く見ていたが、やはり、人口減少への対応についての質問が複数の議員から出されているようだ。

 特効薬のない課題ではあるが、各議員がどのような具体的提言をされるのか非常に楽しみだ。とかく漠然とした概念論、抽象論になりがちなテーマだが、緻密な分析を行い、具体的な処方箋や行動方針を立てていくべき時期にさしかかっていることは確かなだけに、濃密な議論を期待したいと思う。

 このほかにも、佐竹知事が公約で掲げた大型文化施設構想や、中小企業振興条例などについても質疑があるようだ。

 くどいことを言ってしまうが、佐竹知事の2期目が、無投票・無競争という形でスタートすることになった以上、議会が「選挙」に代わって、有権者の意思表示や政策チェックという役割をこれまで以上に担わなくてはいけないことは確かだ。

 私自身も、一般質問、常任委員会における議論などを踏まえながら、議会終盤の総括審査に臨むつもりでいる。

 今までとは少し違った手法を取り入れてやってみようかと考えているところだ。

 

 

 

 

 

質の議論。

2013年06月09日

 ここ二週間ほど、努めていることがある。

 水を飲むこと、だ。

 なんだそんなことか、と言われてしまいそうだが、私にとってはこれが結構大変な日課である。

 そもそも水分をあまり摂取しない生活を今までしてきてしまった。

 日中は缶コーヒーを2本、夜は仕事柄、何かとお付き合いのビール。気が付けばそんな状態が多かったように思う。

 もともと偏頭痛持ちで、頭痛薬は常に持ち歩いているのだが、この偏頭痛の一因が、「水分不足」にあるのではないか、とある日はたと思いついた。

 翌日から、朝昼晩、水を飲むようにした。水を持ち歩き、水を飲む。

 結果、劇的とは言わないまでも、頭痛薬を飲む頻度は減った。

 様々な疾病は、日常生活の中から生まれるものも多い。

 ささやかながら、生活を「質」を改善することによって、自分の身体に良い変化が生まれることは素直に嬉しい。より自分の心と身体に対するケアを心がけていこうと感じている。

 さて。

 先日発表された統計で、「出生率全国最下位、死亡率全国1位、がん死亡率全国1位、脳血管疾患全国1位、婚姻率全国最下位」という報道が並んだ。

 つまり、全国ワーストのオンパレード、というわけだ。

 惨憺たる結果、と見えなくもない。

 この結果には当然、「理由」があるのだが、それは秋田県民が特別に不規則な生活や、とんでもない暴飲暴食をしているということではなく、統計上の「からくり」に近いものだ。

 出生率も死亡率も婚姻率も、全てその分母は「人口」だ。

 生まれた子ども、亡くなった方、結婚したカップル、それら全てを人口を分母として割り算したときの数字であるから、当然、「日本で最も少子高齢化が進んでいる秋田県」が、当然、出生率は低くなるし、死亡率は高くなる。

 これらの統計結果は、少子高齢化という人口構成から導き出される必然の結果であり、それ以上でもそれ以下でもない、ということだ。

 逆に言えば、こうした「ワースト」はこれからも続くことが予想される。

 大事なことは、むしろこうした統計上のからくり、に一喜一憂することなく、少ない子どもをどう大事に育て、たくさんの高齢者がどう元気に老いを迎え、現役世代がどう生活の糧を得ていくか、という「質」の議論を高めていくことだろう。

 6月議会が始まり、議会の議論の「質」こそが問われているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在2期目。
現在
秋田市横森在住。

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