ブログ

裏口入学。

2014年05月04日

   また今年もこの時期がきたので、憲法改正について書きたいと思う。

   先日、秋田市文化会館で開かれた各政党代表者によるパネルディスカッションにおいて、パネラーとしても発言したが、私は、今の憲法を一言一句、一条たりとも変えてはいけない、墨守すべきとは思っていない。

   震災やテロなどの非常事態発生時に、国家がどこまで個人の権利や財産などを制限できるか、すべきかといったことは、基本的人権の尊重という大前提と併せ、憲法に追加規定されるべき条項であると考える。

   また、地方自治に関しても、今の憲法が十分とは思えない。地方自治体の役割や責任が全く書かれていないからだ。さらに、国会についても、先の参院選で「ねじれ国会」が争点となり、それは解消されたが、現行憲法における二院制が続く限り、ねじれは発生する。参議院が必要なのか、二院制でなくてはならないのか、日本の政治・行政システムそのものを変える時期に来ていると私自身は思う。

   ただ、ここに挙げた事例も含め、人それぞれ憲法に対する賛否がある。大事なことは、憲法改正という日本のありようの根本を変える事柄は、国民自身の合意と選択によって行われなくてはならないということだ。

   今、自民党が進めている「解釈変更による集団的自衛権の行使」は、国民の判断を経ずに日本の根本を変えようとするもので、憲法改正の裏口入学とも言える姑息な手法だ。集団的自衛権を行使したいなら堂々と9条改正を国民に問うべきだ。戦闘地域、その最前線に赴き命のやり取りをするのは、総理大臣でもなく国会議員でもなく年老いた憲法学者でもない。私たちの友人、仲間、家族だ。だから、国民自身がその是非を判断しなくてはならない。そのことだけは確かだ。

世代間闘争。

2014年04月27日

   県内各地で行われている市町村議会議員の選挙。仙北、能代、にかほ市などで続々と20代、30代の若者が当選を果たしている。

   しかも、いずれも新人ながらトップ当選や上位当選だ。

   本当に素晴らしい闘いぶりであるし、心から敬意を表したい。

   しかし、闘いはこれからだ。

   各議会ともに、多少の新陳代謝が起きたとは言え、厳然として既得権や旧態然とした慣例を墨守しようとするベテラン議員たちはまだまだ多い。そういう中で、若い世代の感性や疑問、想いを貫いていくことは大変なエネルギーを伴うはずだ。私自身、そのことに最も精神力を必要としてきたからよく解る。

   しかし、そこで折れず、安易に妥協せず、長いもの、強いものに巻かれることなくやっていってほしいと切に願っている。

   もはや、現代の日本社会においては、政党間にある政策や方向感の隔たりよりも、世代間の隔たりのほうがはるかに大きいのであり、政治は今、政党間闘争から、世代間闘争に移ったと私は思っている。

   全県の若手議員が力を合わせ、この世代間闘争をしっかりやっていけるようなプラットフォームを作ってみたいものだ。

   来春には、この秋田市でも県議選と同時期に市議会議員選挙が始まる。秋田市からも新たな若者が政治の世界に飛び込んできてくれることを、党派を超えて大いに期待したい。その反面、私自身、実際にはそんなエールを送っているような余裕は微塵もなく、若手の一人として、日々、壁にぶつかりながら、叱咤激励をいただきながら、何とか進んでいるという状況だ。より一層の精進をせねば。

 

   

 

「ゼロ」の意味。

2014年04月08日

 少し前の新聞記事で少し気になったことがある。 

 「待機児童4年連続ゼロ」との記事だ。

 秋田市では、2011年から4年連続で、年度当初時点での待機児童がゼロであるとの発表があったという内容で、このこと自体は大変喜ばしいことだ。

  しかし、さらに読み進めていくと、年度当初ではなく年度末で比較すると、11年度は74人、12年度は123人、13年度は163人の待機児童が発生しているとも書かれている。

 この二つの数字を合わせて読むと、次のような実態が浮かび上がる。 

 4月1日時点では、待機児童はいない。 

 4月2日以降に生まれた子どもや、親の復職などにより年度途中からの入所を希望する子どもたちは、タイムリーに入所できず、最長で1年近く待機している可能性がある。

 11年度以降、のようなケースによる待機児童はむしろ増えている。

  入所を希望した日の翌日から保育園に入所できる、などということまでは望みすぎかもしれないが、数カ月、半年という単位で待機せざるを得ないということは、イコール、親の就職や復職が延びる、あるいは、諦めざるを得ない、ということにも繋がっているだろうと容易の予想できる。 

 秋田市としても、待機児童ゼロ、と胸を張ることよりも、こうした「復職延期」、「就職待機」という現実が年々増加していることのほうに想像力を働かせ、よりきめ細やかな対策を講じるべきであろう。

 さらに言えば、希望する保育所は定員いっぱいで、自宅や会社などからかなり遠距離にある保育所に入所せざるを得ない子どもも多数いるようだ。復職等を優先させるために、そういう選択を暫定的であれした家庭は、もちろん待機児童には入らないが、これも望ましい形ではないだろう。

 そしてもう1つ、保育所ばかりが「待機児童」と問題視されるが、「待機児童」の問題は保育所だけではなく小学校にもある。 学童保育における「待機児童」だ。いわゆる「小一の壁」と言われるが、小学校に入学したとたん、放課後に行き場のない児童たちが生まれてしまう。 こうしたことも含め、「保育所における年度当初の待機児童がゼロ」という点で子育て支援を語るのではなく、「保育所も学童保育も含め1年を通して待機児童がゼロ」というところを理想にし、施策を進めるべきであろう。

 一市民として、そこに至るための課題もハードル、やるべきこともまだまだあると私は感じている。

カレンダー
2021年9月
<<8月   10月>>
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新の記事
カテゴリー
アーカイブ

沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職。
新しいステージへ挑戦。
現在
秋田市横森在住。

詳しいプロフィールへ

事務所ご案内

〒010-0931
秋田市川元山下町2-3

TEL 018-883-3383
FAX 018-883-3384

Googleマップへ