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人持ち。

2012年07月15日

 今日は仕事の話を少し離れて。

 世の中、3連休である。
 3日間ゆっくりお休みできる大人がどれぐらいいるかはよくわからないが、そんな私もボチボチ仕事をしている。

 はてさて、3日間仕事をせずに好きなことをしていい、と言われたら何をするかな、などと妄想しながらの仕事だから、あまり能率が上がるわけもなく。

 しかし、妄想すれどもすれども、妙案が出てこない。
 妄想ですらそうなのだから、昔よりも格段に休むこと、や、休みの過ごし方、がヘタになったと言わざるを得ない。

 まずは、すっかり汚れている家の窓拭き、ここから始めよう、などと決意するぐらいではいけない。

 話は変わり、今、化粧品のモニタリング、その被験者になっている。
 女性のほうがよほどご存じだろうが、化粧品は販売する前に、様々なモニタリングを経て、その効果、安全性などが確認され、その結果、問題なし、ということで市販化される。

 そのモニタリングを専門に行う会社が秋田市内にある。
 数年前に創業したばかりのベンチャー企業であるその会社は、創業時には県庁の第2庁舎の創業支援室でスタートし、今は独立し、オフィスを構えるに至り、社員の方も随分増えたようだ。

 この会社の社長さんは、女性である。
 秋田に縁もゆかりもなく、出身地は関東、在住地はテキサス州のダラスというところから、秋田にわたってきって起業された。
 そのきっかけたるや、簡単なもので、秋田に知り合いがいて、その知り合いから、秋田ではこんな創業支援があるよ、と支援メニューを紹介されたそう。
 当時を回顧して、「秋田でも、秋田でなくても、どこでも良かった、たまたま」と社長さんはおっしゃっていたが、結果、「秋田美人と言われるように、秋田の人は肌がきれいなのでモニタリングには適している」ともおっしゃっておられた。

 高度経済成長期、右肩上がりの時代、製造業全盛期、にあっては、企業が企業を呼び込む、というスタイルでの企業誘致が主だったかもしれないが、現代のような高度なサービス社会、成長なき経済という状況下にあっては、人が人を呼び込む、という「小さく、細やかな」スタイルが主になっているのだろう。

 人が人を呼ぶ、人が人を創る、当たり前のことだが、ソーシャルネットワークが急速に発達してきた近年、この傾向はますます強まっている気がする。

 金持ち、より、人持ち、が重宝される時代になったのかもしれない。

 そんなこんなで、私もモニタリング。
 毎朝、右目尻に「シワとり」効果のある基礎化粧品を1ヶ月間塗りつづけて、塗らない左目尻と比較するという実験内容。
 モニターが不足していて男性でもいいから協力してくれ、と言われてのことだが、化粧の習慣もない自分にとってはなかなか過酷な内容であり、しかも、効果があったらあったで、顔の左右でシワの具合が違う、という微妙な状況。

 1カ月後、どのような実験結果が出るか、楽しみだ。

 この化粧品モニターについて、関心のある方は、私あてご一報ください。

秋田市の未来づくり。

2012年07月13日

 今日、秋田県と秋田市が協働で実施する「未来づくり交付金事業」についての委員会審議が行われた。

 事業の内容を簡潔に示す。

 ・ 秋田市仁井田の旧農業試験場跡地で、園芸農業(野菜)を中心とした新規就農者を育成する。

 ・ 就農希望者に2年ほど研修プログラムを実施し、その後、農地を持っている方はご自身の農地での営農を、農地を持っていない方は跡地に新たに用意する農地を最長5年無償で貸与して営農してもらう。

 ・ 同じくこの跡地においては県が自然エネルギーを活用した周年型農業の実証実験に取り組む。

 ・ 総事業費は約10億円。今後、農地の整備や管理棟の設置などを行い27年度からスタートさせる。

 といったものだ。

 課題認識として、秋田市は他の市町村に比較し、農業における稲作の割合が高く、野菜や果樹、花きなどの作物への転換が必要だということ。

 また、人口30万を抱え、学校給食、外食産業など、当然のことながら秋田県内随一の消費地であり、この消費に対して、秋田市内での供給率を高めていきたいと考えているが、実際には学校給食への市内野菜の供給率などは目標には届いていないといった実態があること。

 などが、事業の背景にある。

 さて。

 実は、やや乱暴であったが、私は先日、敢えて「乱暴な問いかけ」をフェイスブック上でしてみた。
 「もし、自由に使える10億円があったら、あなたなら秋田市でどんな事業を実施するか。秋田市の将来のために何に使うか。」というものだ。

 400人ほどにその問いかけを発した結果、数時間で60人ほどからご提案をいただいた。
 もちろん、サンプル数が小さく、客観的な統計データとしては使えるものではないし、フェイスブックという特性上、若い世代が多く、業種も3次数産業に従事されている方が多いということではあるのだが、いただいたご提案の中で多かったのは、教育・人材育成や、子育て支援、まちづくり、創業・起業支援などで、「農業」や「圃場整備」といったご提案をされた方はお一人であった。

 さもありなん、である。
 産業構造を見ても、秋田市の総生産(GDP)は1兆2千億で、そのうち1次産業は0.4%に過ぎない。1兆1千億は3次産業で稼いでいる。
 秋田市で農業に従事されている方々を軽んずるという意味ではなく、データとしての事実である。

 秋田市が園芸農業に力を入れたい、ということは理解する。
 しかし、私が腑に落ちないのは、秋田県としての判断はどこにあるのか、ということである。
 同じく、秋田市内には広大な敷地を持つ現農業試験場もある。追分には秋田県立大学があり、県立大学のアグリビジネス学科では40haの実験圃場を持っている。

 こうしたものを横におき、新たに県立「圃場」を整備する必要性はどこにあるか。既存の資源を活用することで十分対応可能ではなかったか。

 また、国際教養大学をはじめとした教育機関、力を入れている秋田港、観光・ビジネスの玄関口である秋田空港や秋田駅などがある、なかいちもいよいよオープンである。
 こうした県都秋田市の都市機能、ハブ機能を活かす、秋田県において唯一秋田市にしかない強み、地域資源を活かすプロジェクトを、というアイディアがなかったものか。

 園芸農業が悪いとは言わないが、こうした「政策の選択」というものが十分に吟味されたのか。

 先日の議論では、この1点のみ、私は強く議論させていただいた。

 しかし、県としては「市町村内部で議論され提出されたものなので、そうした様々なアイディアがあったのかどうか、どういう議論があったのかまでは踏み込んでいない」といった趣旨の答弁であった。
 この未来づくり協働プログラムそのものが市町村から提出されたものを最大限尊重するという制度趣旨であるということもあるのだろう。

 とは言え、残念である。
 農業試験場跡地に10億かけて園芸農業に力を入れる、ということが、秋田市の政策や秋田県の政策として、どの程度の優先度・緊急度・比較優位性があるか、ということが示されないまま、この1つの事業だけを絶対評価して、必要かどうか、やるべきかどうか、を論ずるだけでは不足だと私は思っている。

 もっと具体に言えば、新規就農者に県有圃場をタダで5年にわたって貸すことがアリならば、秋田駅前の空き店舗も県が所有して、店をやりたいという人に5年タダで貸してあげてもよい。
 県の第2庁舎に用意されている創業支援貸しオフィスも、県の施設なのだから家賃など取らずに5年でもタダで貸してあげたらよい。

 要は、産業振興に10億使うとして、各産業間の比較考量や制度的均衡などが図られないままに、「新規就農を増やしたい、野菜を増やしたい」という1つのテーマだけで事業が決まっていくことが問題なのではないか、と思うのである。

 そういうことをしっかりと正面から議論してこその県・市の「協働」であり、県費を数億円投入する以上、県もそうした「そもそも論」をやらねばならぬのではないか。そこは「秋田市が」では寂しい。

 また改めて書くこととしたいが、制度的にいろいろと問題がある交付金事業であると私は思っている。
 佐竹知事の肝入りの事業に対して申し訳ないが。

 

選挙が第一。

2012年07月11日

 「反増税」は政策ではない。

 増税も反増税も政策ではなく手段だ。
 増税をして何をするか、増税せずに何ができるか、それこそが「政策」だ。

 反増税を唱えて発足した新党、小沢党首が第一に掲げた政策が「被災地の復興」であった。

 ちゃんちゃらおかしい、のである。

 政府与党の一員として、それができたはずの彼らが、「あれもいや、これもいや」と駄々をこねたあげくに責任を放棄し、国会を混乱させ、今更「被災地の復興」ではないだろう。
 本当にそれを思うなら、自らの「駄々」を横に置き、まさにご自身の選挙区である岩手県に頻繁に足を運び、ふるさとのために歯ぎしりしてでも身を粉にして働くべきであり、東京にいて、選挙だ、政局だ、新党だと言っている場合ではないだろうに。
 秋田においても、被災地以上に観光業は落ち込んでいるし、リーマンショック時を超える不況に喘いでいる。そんな中で、県民の皆さまのご理解によって震災がれきの処理が始まっている。
 本県においても、離党された2名の方々は、そうしたふるさと秋田の再興のために、今こそ政府与党の一員として汗をかくべきであったのではないのか。

 与党にとどまり被災地やふるさとの復興に尽力するよりも、野党になってでも反増税という立場に固執したい、ということでしかない。

 そもそも、この新党は私から言わせれば、現在様々な政党がある中で、最も「無責任な政党」だと私は思っている。
 自民党は、民主党と真っ向から戦い、敗れ、今、野党の立場にいるが、それでも民主党と真摯に向き合っているではないか。
 公明党、みんなの党、社民党・・・・様々に立場や政策は違うが、選挙の洗礼を経て、堂々と野党としてやっておられるではないか。

 しかし、今回の新党は、民主党の看板で当選した比例区の方々が、政権交代後の民主党の中で、民主党の一員として尽力すべき責任を果たさず、選挙の洗礼も経ないまま、全く別の党を作って、民主党に敵対される。

 無責任な方々が集まった無責任政党そのものではないか。

 「国民の生活が第一」ではなく「自分の選挙が第一」と党名を変えられるべきだろう。
 評価にさえ値しない漂流政党が1つ誕生した、という意味では、今日は歴史的な日かもしれない。

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在2期目。
現在
秋田市横森在住。

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