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民主主義。

2013年12月07日

 特定秘密保護法案が成立した。

 怒号が飛び交う国会の風景を国民の皆さんはどう観ただろうか。

 今回の法案成立までの過程を、「数の暴力」だとか「民主主義の破壊」だと言う野党各党、そして、濃淡の差こそあれ、この法案の内容や審議の経過に対しては、「強行」「拙速」と概ね批判的であったマスコミ各社。(私はいつもは敬意を持って「報道」と書くのだが、今日はまさにマスメディアとしての「マスコミ」と書く。)

 果たして、これは数の暴力であったり、民主主義を破壊するものであっただろうか。

 私はそうは思わない。

 たった、5ヶ月前、参院選の争点は「ねじれ解消なるかどうか」であった。
 そもそも「ねじれ」という言葉自体に「正常ではない」という語彙・語感が含まれていることを承知でそうした国民意識を煽り、最大の争点化したのはマスコミ自身であった。

 そして、国民は、ねじれは解消されるべき、ねじれが解消されれば政治は安定する、と思った。思い込んだ。
 かくして、マスコミの狙い通り「解消されるべきねじれ」が最大の争点となり、国民の意思によってねじれは解消された。「衆参の違い」というブレーキは国民自らが「景気回復」というアクセルを思い切り踏むために捨てたのだ。

 野党がどんなに「丁寧な国会運営」や「少数への配慮」を求めたところで、民主主義の究極の原理は多数決でしかない。

 民主主義の最小単位は3人だ。3人で賛否を決めれば必ずどちらかに決まるのだから。

 国民は、7月の参院選をもって、自民党そして安倍政権に「ブレーキはいらん。アクセル全開でいけ」と命じたわけで、経済対策であれ、外交防衛であれ、安倍政権がやりたいようにやれる環境はその時点で整った。

 今回の法案の成立を阻止できなった野党を、マスコミが「無策、無力」と批判する論調もあったが、これなどは、私から言わせれば笑止である。少数野党が圧倒的多数の与党の法案を阻止できる力や術があるのだとすれば、それこそ民主主義の原理から逸脱した力ということになる。

 TPPであれ、農業政策であれ、景気対策であれ、社会保障政策であれ、財政再建であれ、もう2年半は自公政権が存分にやりたい政治をやるだろう。

 その結果は、ねじれを解消した国民自身が負うしかないし、負うべきだろう。

 そして、その2年半後に再びどういう選択をするのかということも国民自身の責任であり選択だ。

 あらゆる政治家、あらゆる政党が「選挙」という洗礼を浴びる。選ばれなければタダの人。ごく一部の世襲議員や大金持ちの政治家を除けば、たいていの政治家はそういう厳しい現実の中にいるが、選挙に人生を委ねている身であるからこそ、選挙は尊く、厳粛なものだと思いたい。その結果ももちろんのこと。

 安倍内閣は、まだまだやりたかったこと、やれなかったこと、やりのこしてきたこと、をこれからもやりつづけていくだろう。

 その姿を、国民は目をそらさずに、何かのせいにせずに直視していっていただきたいし、マスコミは2年半後の選挙ではせめて「再びねじれか」などという低俗な論調を持ち出してきてはほしくないし、そして何より、野党はもう少しマシな政治勢力、国民が「選んでもいいな」と思えるぐらいの政党にはなれるよう、根っこから鍛え直してもらいたい。

 民主主義は国会の中に在るのではない。

 国会の外に、国民の中に在るものだから。

 

 
 

 

続・一般質問

2013年12月01日

 改めて、今週水曜日から始まる一般質問について。

 前回、書き漏らしましたが私の登壇は、5日木曜日の4人目ということで、おそらく午後2時半ごろからの登壇になると思います。

 県議会のHPからも生配信されますのでご覧いただけますし、当日、議会のほうに足を運んでいただける方は時間前にお越しいただければ傍聴席までご案内をさせていただきます。

 一人でも多くの方にご覧いただければ幸いです。

 さて。

 一般質問の内容について、前回に続き書く。

 今回、高齢者虐待の問題について取り上げる。
 高齢者虐待防止法が施行されたのが平成18年、児童虐待防止法やDV防止法に続いてのものであった。
 高齢者虐待は、身体的虐待、精神的虐待といったものに加え、年金を渡さないといった経済的虐待も含まれ、さらに本人が要介護状態や認知症といった症状を抱えていれば、発見・防止・保護などの対策を取ることは非常に難しいという現実がある。

 この高齢者虐待、家庭内における養護者(家族など)による虐待と、介護施設など施設内における虐待の2パターンがあるのだが、この秋田において家庭内における虐待は年間250件程度で、少しずつ増えているが、施設内での虐待については、平成19年度に3件の事例があったきり、それから今日まで1件も発生していないことになっている。

 マイナス思考で批判的なことを言いたいわけではないが、果たして、この6年間近く、施設での虐待が1件もない、ということを誰が信じるだろうか。

 虐待がない、のではなく、虐待が見えない、のだと私は思っている。

 介護の現場では様々なことが起きている。ここで1つ1つは書かないが、虐待が起きていないということはない。

 それを発見することが目的ではなく、防止することが目的だとしても、発見なくして防止もないわけで、虐待防止のためにこそ発見に至るまでのシステムが必要だと私は思っている。

 他県では、県・市町村、福祉・医療関係者、弁護士、学識経験者などが一体となった組織を設置し、様々な取組を進めているところもある。

 本県が高齢化先進県であり、他県に先んじて高齢化社会のモデルを創っていかなくてはならないが、当然、生涯元気に暮らしていただくための様々な取組を進めることを前提としつつ、残念ながら介護が必要となった方に対しても、安心して暮らしてもらえるよう、行政として最大限の取組を進めていくべきだと思っている。

 本県における虐待防止の取組強化を提案したいと思っている。 

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職。
新しいステージへ挑戦。
現在
秋田市横森在住。

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