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2月議会に向けて。

2013年02月01日

 2月議会が2月6日から3月7日までの日程で始まる。 既に国会は開会し、代表質問など審議が始まっているが、秋田県においても1年で最も重要な議会が始まることになる。

 新聞報道などで、「家計にたとえると・・・」といった形で予算案の説明がなされているので、細かい説明は省略し、全体像の仕組みについて少し書きたい。

 今議会に提出される25年度当初予算案は、例年と違い、変則的だ。
当初予算の規模は例年だいたい6000億程度。
通常なら、年度によって多少の増減はあるものの、この6000億という予算全体を2月議会において審議する。

 今回は、そうではない。

 安倍政権発足によって、2月中旬には総額13兆円の大型補正予算が成立する予定になっている。このうち、公共事業費は5兆円弱。国債も新たに約5兆円発行する。

 24年度もまもなく終わるというのに、2月になって補正予算とはどういうことか、とお思いの方もいらっしゃるかもしれない。通常、役所の予算は年度ごとに組まれるが、逆に年度当初というのは役所のお金が動かない。たとえば公共事業一つとっても、年度末に予算が成立して、そこから新年度になり、契約や発注手続きなど様々な事務をした上で、事業開始となるため、4月からいきなり事業開始ということにはならず、そのままでは春先に「空白」ができる。

 そこで、2月に補正予算を組めば、その予算執行の準備は3月などにでき、4月早々から事業に着手できることで、その「空白」が回避できるというわけだ。

 これは安倍政権に限らず、最近の日本経済の低迷などを背景に、歴代内閣によって、「切れ目のない経済対策」と称して行われてきている。

 ただ、今回はその規模が例年に比べて非常に大きい。

 公共事業に5兆円、というのが国全体で決まるとして、では、秋田県に一体そのうち幾らぐらいのお金が来るのか、ということはいろいろな積み上げや折衝を経て決まるわけだが、今のところ秋田県では5兆円のうち、200億円ぐらいは秋田に配分されそうだ、と読んでいる。

 よって、この200億円のお金を原資にして、道路や港湾などいろいろな事業を実施していくことになるわけだが、これは当然のことながら、「もともと25年度にやろうとしていた事業」の中からピックアップしていくことになる。25年度予算でやろうとしていた事業を、24年度の補正予算でやることによって、前述のように事業開始を数か月前倒しできるからだ。

 少し説明が長くなってしまった。

 つまり、今回の2月議会には、「25年度当初予算」と、国の補正予算が2月中旬に成立することを受けて、県としての「24年度補正予算」、この2つが提出されることになる。

 そして、例年に比べて、25年度予算から、24年度補正予算に前倒しする予算・事業のボリュームが大きいものになる。

 24年度補正予算に25年度予算の一部が食い込んでいるようなイメージで捉えていただきたいと思うが、この2つを合わせて見ないと予算の全体像を見失うことになる。

 さて、ここまで書いたのは、いわゆる「国の動向」への対応である。

 秋田県ではここにもう1つの特殊要素が加わる。

 4月に予定されている知事選挙である。

 通常、選挙を控えているときは、新しい政策や新しい事業などを当初予算に盛り込むことは最小限度にする。有権者の判断を仰がないといけないようなものであればなおさらだ。

 よって、社会保障経費や施設の維持管理費、人件費など予算執行を止めてはならないものを中心として予算編成がされる。これが「骨格予算」と言われるものになる。

 このことで、新しい政策や新しい事業などは、知事選後の6月議会によって成立を図ることになる。佐竹知事が再任されても、新しい知事になっても、それぞれの方が選挙で訴えた政策などが形になって表れてくることになる。

 これは、国の動向うんぬん、ではなく、秋田県の特殊要素だ。

 この2つの理由によって、25年度の当初予算は、一部は24年度2月補正に前倒しされ、一部は25年度6月補正予算に後倒しされるということになる。

 つまり、2月補正、当初予算、6月補正という3つの予算が全て成立して、初めて、例年の当初予算の形に近くなる。

 私自身、知事選挙を控えた骨格予算を審議するのは初めてのことではあるが、こういう変則的な予算を審議するときに大事なことは、「俯瞰」だと考えている。

 当初予算と2月補正予算、両方を合わせて見ながら、事業にムダやムリがないか、県財政のやりくりはどうなっていくか、そして、選挙後の6月補正にはどのような政策・事業が必要なのか、県当局としてはどのような考えを持っているのか、そういうことを俯瞰し、見通していく視座が必要だろう。

 今回、我が民主党会派からは虻川議員が一般質問に登壇する。

 私自身の出番がどこかにあるかないかわからないが、議会の一員として、1カ月間、積み上がる書類の中から、「県政の姿と流れ」を掘り起こせるように、ストイックにやっていこうと思う。

 2月議会の個別のポイントについてはまた日を改めて。

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在2期目。
現在
秋田市横森在住。

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