2015年となった。
私が県庁を退職して、政治活動を始めたのが2011年の1月からであったので、政治の道に足を踏み入れてから丸4年が経ったことになる。
県議会議員としての任期はもう4カ月あるが、この4年は自分にとって本当にあっという間の月日だったし、もがき、悩み、苦闘格闘をし続けた時間でもあった。
そしてその時間の中では、議員として、あるいは政党人として、言いたくないことを言わねばならないときや、果たさなくてはならない役割と自分の内心との間で揺れたときなども、幾度もあった。逆に、自分の主張や訴えが思うように運ばず、我慢をするということもしばしばだった。
政治とはそういうものだということもおぼろげながら見えてきた4年だった。
一方で、知らず知らずのうちに、役割や義務、それに伴う我慢といった「垢」のようなものが自分の身体に張り付いてしまっているのかもしれない、とも感じてきた。
これまで私自身、「誰かの選挙」に幾度も関わってきたが、90日後には誰でもなく自分自身が審判を受けることになる。
自分が何のために政治の道に入ったのか、何をやろうとしてきたのか、そして何ができなかったのか、そのことをストレートにもう一度有権者の皆さまに訴えていきたいと思う。
民主党県連の幹事長という立場や、県議会民主党会派の代表といった肩書をいったん忘れて、1人の政治家、1人の地方議員として、4年間、心の中に置き続けた想いをストレートに言葉にしていこうと思う。
「なれあい議会を変える」「議会が変われば県政が変わる、秋田が変わる。」
変えなくてはならぬ、という想いは今も変わらない。
変えなくてはならぬ、という現実が未だあることも事実だ。
議会の変革と、県政の変革を掲げて、もう一度戦い抜きたいと思っている。