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ソウル便運休。

2015年09月15日

 ソウル便が12月から4か月間運休をするという報道があった。

 もちろん、ソウル便に関する世論調査をやったわけではないので、あまり無責任なことは言えないが、多くの県民は「まあ、そうだろうな」とか「仕方ない」というような感想をお持ちになるのではないだろうか。

 端的に言えば、このソウル便は、「地方空港の国際化」の最も簡単な手法として、全国津々浦々で就航されてきた。

 秋田県も、他の自治体との熾烈な誘致合戦を経て、ソウル便の就航にこぎつけたのは良いが、平成13年の就航以来、一貫して課題であり続けたのは、「アウトバウンド」であった。

 古くはアイリスやマリア像、近年では冬期のスキー需要など、秋田県としては韓国からのインバウンド、つまり観光客に来ていただき、経済効果を期待してきたが、その路線を維持するためには、アウトバウンド、つまり、秋田から韓国への搭乗者を一定数確保しなくてはならなかった。

 そこで、まずは手っ取り早く県庁職員に利用を呼びかけ、あるいは、ソウル便利用の団体旅行への助成、そして近年では県内高校の修学旅行利用など、まさに「あの手この手」で県内需要の掘り起しを図ってきた。

 しかし、搭乗率の維持に大きく貢献してきた修学旅行が、韓国における交通機関の安全性への不安、感染病の拡大、日韓関係の政情不安などの理由で、行き先を韓国から変更せざるを得ない状況となり、以後、ソウル便は非常に厳しい数字となっていた。

 このことについては、私自身、1年前の26年6月議会において佐竹知事に「ソウル便の必要性が県民の皆さまから理解されていない」と指摘した上で、「本当に県が経済的・文化的な意味で、公金投入を続けてでも維持していきたいものならば、そのことを解りやすく、かつ、相当必死に県民の説明していく必要がある」と申し上げたし、このとき「今後、またぞろ運休という話が出てきたときにも、(路線維持のための)さらなる公金投入は考えてないのか」という質問をしたが、知事はさらなる公金投入には否定的であった。

 こうした十数年の経緯を振り返ったとき、アウトバウンドに関する掘り起しは、追加的な公金投入でもしない限りは難しいし、それを県民の皆さまがそれにもろ手を挙げて賛成する環境にもないと私は考えている。

 まして、結果的にこうしていつ何時長期運休になるかわからないような国際路線では、ビジネスや海外旅行などの予定さえ立てられないということになってしまうわけで、このソウル便を毎年1億円近い公金を投入しながら維持していくことの必要性そのものが揺らいでいると言わざるを得ないと感じている。

 佐竹知事が何らかの政治判断をすべき時期に差し掛かっているのではないか。

 少なくとも、こうした不安定な運行状況のまま放置しておく、というわけにはいかないだろう。

 

 

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在2期目。
現在
秋田市横森在住。

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