私にとっては、年に一度となる一般質問の機会を得ました。
簡単に言うと、県議会議員にとって、知事と質疑を交わす機会は2種類あります。
1つが、議会の閉会間際に行われる総括審査というもので、これは一問一答で、ある意味ではぶっつけ本番のような形で知事と議員が質疑を交わすものです。
もう1つが、この一般質問というもので、これは議会の開会冒頭に本会議場において、各議員が壇上に上がり、持ち時間30分を使ってまとめて質問し、知事がまとめて答弁するというもの。
これは一問一答ではない。
私は、総括審査についてはここ数年、毎議会やらせていただいているが、一般質問は年に一度しか出来ないので、とても貴重な機会です。
県議会議員になって7年目、つまり7回目の一般質問となるのですが、それを23日金曜日の概ね午前11時頃から行うこととなっています。
議会に関心をお寄せの方、あるいは私の質疑に関心のある方などがいらっしゃれば、是非、傍聴にお越しいただければ、と思いますが、もちろん県議会のHPでも生中継されますので、そちらをご覧いただくことも可能です。
なお、今回の質問項目は以下の10項目となっています。
1 新スタジアムの整備について
2 秋田市外旭川地区の開発構想について
3 秋田県版働き方改革について
4 民泊解禁への対応について
5 台湾チャーター便の定期便化に向けた取組について
6 高校入試制度の改革について
7 教員の負担軽減や人材確保・育成について
8 介護人材の確保について
9 発達障害者への支援について
10 イージス・アショアの配備計画について
ご関心のある質問項目などがありましたら、何らかの形で質疑をご覧いただければ大変幸いです。
佐賀県鳥栖市7万。山梨県甲府市19万。
いずれもJ1で戦うチームが本拠地としている街だ。
今治市では岡田元日本代表監督がオーナーを務めるFC今治が「10年でJ1へ」という目標を掲げ、市民を巻き込んでのチャレンジを始めた。
今はまだJFLに所属している小さなチームだが、今期は平均観客動員数4000人を目標に掲げ、集客のための様々な仕掛けをしている。瀬戸内海を見下ろす新スタジアムは簡素なものだが、イオンに隣接し、連携して相乗効果を出すことにも抜かりがない。
愛媛県にはもう1つ、愛媛FCというJ2所属のチームがある。愛媛県の人口は140万であり、100万人の秋田県とはもちろん違うわけだが、このFC今治が凄まじいスピードで進化を遂げれば、愛媛県に2つのJリーグのチームが存在することにもなる。
サガン鳥栖、ヴァンフォーレ甲府、FC今治など、共通して言えることは、どのチームも裕福ではないし、何処にでもある地方都市が本拠地だが、チームが夢を掲げ、行政が最大限に協力し、市民や企業が必死に支え、「戦い続けられる」ための努力と工夫を惜しまずにやっているということだ。
「財源がないんだから」
「人口が減るんだから」
「一企業のためにそこまでやるのか」
秋田では、よくそんな声を聴く。特に政治や行政関係者から。
しかし、少なくとも僕は、人口減少に打ち克ち、お金を生み出せる街を創りたいと思いながら政治をやっている。
ヒトとカネがないから出来ないと言ってしまえば、解決すべきはずの課題が、むしろ解決を諦める理由になってしまう皮肉で安易な結果になりかねない。
沼谷は前のめり、と言われるかもしれないが、どんな政治課題に対しても、賛成するときも反対するときも、目一杯前のめりでやってきた。「実現するための知恵」を出すための議論なら100時間だって喜んでやりたいと思う。
間もなく2月議会が開会する。
秋田市では八橋陸上競技場の改修内容が市議会に説明されたようだが、これは新スタジアム整備と不即不離の関係にある。
私自身も、まさに「実現するための議論」を佐竹知事と全力で交わしていきたい。