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県議会の意見書採択について

2020年06月27日

 私自身、イージスアショアについて、この2年半の間、「新屋演習場への配備撤回」を訴え続け、意見書案を何度も提出してきた。  また、地域住民の方々をはじめ多くの方から、撤回を求める請願も県議会に提出されていて、それを採択してほしいということも議会の場で繰り返し求めてきた。  しかし、結果的に政府が自ら「停止・撤回」という判断を下す前に、こうした撤回を求める意見書や請願を、県議会として採択し、国に届けることができなかった。  政府が配備を断念した後に、「撤回」を求める意見書を採択することになったことは、言わば、この2年半の最後の最後まで、県議会が後手後手にまわったこと、主体的・能動的な判断はアクションができなかったことの証左であり、県議会議員の1人として、県民・市民・地域住民の方々に本当に申し訳なく、恥ずかしさ、情けなさを痛切に感じている。  言うまでもなく、県議会の役割は県民の生命・安全・財産・暮らしを守ることであり、これができない県議会なら、いかに美辞麗句を並べ、政策を振りかざしてみても、意味のない存在といことになる。  この2年半、「安全だ」という政府の言葉を鵜呑みにし、待ちの姿勢に終始し、県民の声を棚上げしてきた県議会の罪は重いし、県議会が、県民の生命・財産を守る盾となることができず、県民の皆さんに強い不信感を与えてしまったということも、私たち県議会は深く自戒・自省すべきであろう。  防衛省のこの2年半の進め方や、安全性を担保・確保できていないままに配備を進めようとした事実には唖然とするしかないが、同時に、その進め方を結果的に止めることができずに容認してきた県議会もまた、防衛省を責める資格はないと感じている。  このような県議会の姿を二度と県民にさらすことをないよう、私も自己反省し、そしてさらにしっかりとやっていきたいと思う。
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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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