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今年最後の座談会。

2011年12月03日

 今日は、今年最後のまちなか座談会を開催しました。
 師走の、しかも荒天の中にもかかわらず、多数の方に御参加いただいたこと、改めて御礼申し上げます。

 正直、最初は「どのぐらい来てくれるのか」、「一部の人だけに参加者が偏ってしまうのではないか」といった不安もあり、段取りや進め方も「初めての試み」であったぶん稚拙な点もありましたが、回を重ねるごとに、円滑に、かつ、濃密な議論を参加者の方々と交わすことができるようになってきました。

 我々議員は、もちろん、議会の場での活動、チェック、提案などがその本業ですし、その点で有権者の皆さまから評価・採点をいただくのが最も望ましいことですが、一方で、かなり意識して、というか、かなりのエネルギーや労力を注いで、情報発信に努めていく必要があります。
 おそらく、これ以上できない、というぐらい多様な手段やあらゆる機会を通じて、有権者の皆さまに県政や県議会の情報をお伝えしていく努力をして、やっと「そこはかとなく」伝わるぐらいのものではないかと思っています。

 まちなか座談会も、その手段の1つとしてやってきましたし、今、もう1つ、寺田学さんとも相談をしながら、準備を進めていることがあります。
 詳細が決まりましたら改めてこの場でご報告をさせていただきますが、年明けから始動出来れば良いな、と思っています。

 さて。
 遠回りしてしまいましたが、今日の座談会の報告を少々。
 今日の話題は、国政においては、「原発の事故検証」、「公務員宿舎問題」、「戸別所得補償制度」といったことであり、原発も公務員宿舎も、寺田学さんがかなりいろいろな形で関わってきましたし、松浦大吾さんは国の農林水産委員会にも所属していますので、こうした国政の話題・質問について、正面から答えることができていたように思います。

 また、県政においては、「ガレキ処理」、「雇用問題」、「国際教養大学」などについての質問・意見をいただき、私なりの考えや、問題点として認識していることなどを述べさせていただきました。
 市政では、ここ何回かの座談会で質問等が相次いでいる「ゴミ有料化」についての意見交換が交わされました。

 来年はより多くの皆さまに御参加いただけるよう、一層の情報発信に努めていきたいと思います。

 来週からは、各議員の一般質問が続きます。
 我が会派の小原議員は、6日(火)の登壇となりますが、今回は11人の議員のうち、小原議員も含めて観光を取り上げた方、それからガレキ処理の問題を取り上げた方が多いようです。
 議会は、なんといっても徹底的に議論をすること、そのことを通じてしか政策を実現していく手段はありませんので、一般質問、そしてそのあとの委員会や総括質疑で、こうした重要な県政課題の議論を深めていかなくてはいけません。
 私自身は、6月議会、9月議会に続き、この12月議会でも総括質疑で登場することになりそうです。

 
 

ちょうど今頃。

2011年12月01日

 今日から12月、師走です。

 いつも議会の冒頭、その議会ごとにテーマを設けて、取り組んできました。
 私は、この12月議会のテーマを2つ考えています。

 1つは、来年度予算に向けた提言、です。
 通常、役所では翌年度の予算編成の作業を11月頃から始めます。
 各担当課において、来年度の事業を組み立てたり、関係団体や県民の皆さまからの御意見などを伺いながら、事業の継続や廃止、政策の立案などをしていきます。
 現在はちょうど、県庁内で来年度予算に向けた財政当局との協議が進められています。
 年明けには、知事や副知事などが予算査定を行い、2月議会に「平成24年度当初予算」として提案されることになります。

 来年度予算が実際に議会にあがってくるのは、つまり来年の2月議会ということになるのですが、あがってきた時点では、既に予算案として固まっており、議会としてその予算案に対して出来ることは、「予算案を認める」、「予算案を認めない」、「予算案を一部減額修正する」といった対応になります。
 現在の地方自治法の下では、予算の提案権は知事にあり、議会は、予算案に全くない事業などを新たに知事側に提案することは基本的にできないとされています。
 つまり、予算案が出てきてからは、議会としては出てきたものを審議することはできても、出てこなかったものを「やれ」ということはできないので、そういう提案をするならば、今この12月議会の場でしておかないといけないということになります。

 その意味で、この12月議会は、来年度当初予算の編成作業の中に議会の意思、議員としての私の意思を反映させることができる貴重なタイミングということになります。
 私としても、いくつか提案をしていきたいと思っています。

 2つめは、ガレキの受け入れの問題です。
 これは既に新聞等でも何度か報道がありましたが、佐竹知事は「一気呵成に」進めたい、という発言をされました。
 私の考えは、日を改めてこの場で申し上げますが、(現時点で申し上げられないことをお許しください。)少なくとも、一気呵成、えいやっ!とばかりに勢いに乗って進めるというものではないとは思っています。
 私個人としても、会派としても、議会としても、いろいろな考え、情報、判断の中で結論を出していきたいと思っていますし、県民の皆さまからいろいろな御意見を私にもいただいておりますので、そのことも十分に受け止めていきたいと思っております。

 余談になりますが、1年前のちょうど今頃、県庁に辞表を出しました。
 辞表を出す前から悩みに悩み、毎日眠れない日々を過ごしていました。
 辞表を出した日はちょうど去年の12月議会、議員の方々からの一般質問に対する対応などに追われ、連日深夜まで残業していたときでした。
 「なれあい議会を変えたい」、「政治の道を若い人に開きたい。地盤も看板もなくてもやれることをみんなに知ってもらって、次に続いてほしい。」、「県庁も改革しなければいけない。組織の中にいたままでは力に限界があるしスピードも遅れる。」

 1年前の決意に今の自分が負けていないか、「名ばかり議員」になっていないか、なれあっていないか、今夜は改めて、自分を見つめ直し、決意も新たに師走を駆け抜けたいと思っています。

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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