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9月議会開会に当たって。

2013年09月11日

 明日から9月議会が開会する。  定例の議会は、年4回。6月、9月、12月、2月ということになるので、議員になってからこれが10回目の定例議会になる。  これまでの定例議会で一般質問や総括審査、そして、様々な討論などをやらせていただいてきたが、民主党という国政政党に所属しているため、国政選挙や首長選挙、あるいは、その時々の政治情勢などによって、私自身の議会における賛否や討論などに、少なからず影響を受けてきたことは事実である。  今後も、国政政党に身を置く限りは、そうした影響や制約などは当然想定されるわけで、それを忌避しようとも思ってはいないが、今回の9月議会は国政選挙等も一段落したこともあり、比較的自由に、自分自身の思想信条や政策立案に従って、やっていくことができそうだ。  今回の議会、私自身の出番があるかどうかはまだわからないが、今議会において、議論しておくべきいくつかのポイントを私の目線として整理したい。  1つは、当然ことながら、仙北市における土石流災害を受けた今後の災害対策のあり方についてである。先般、県の地震被害想定調査がまとまったこともあり、市町村を含めて、今後の対策をどうるすのか、具体的かつ体系的に、工程表を伴うような議論をしていくべきだろうと思う。  2つめは、DC(ディスティネーションキャンペーン)である。来月から始まるものであり、昨年から準備も進めてきたわけで、もはや、ここに至ってはジタバタしても始まらない、あとは本番を迎えるのみ、という感覚もないわけではない。  しかし、始まる前の総点検はしておくべきだろう。チェックリスト、とは言わないが、これだけの期間、これだけの規模でやるとなれば、全て順調に進んでいる、安倍総理のように「完全にコントロールされている」というふうに言えるとも思えないわけで、より良いものにしていくという意味で、最後の点検をする時期だろうと思っている。同時に、これを単なる一過性のイベントに終わらせないために、このイベント期間中に、「検証し、改善しながら、走る」ということが必要だろうとも思っている。キャンペーン期間が終わってから、さて、何をどうやって検証しようか、と考えるのではなく、期間が始まる前から予め、検証すべきポイントを掲げてイベントに入ることが望ましいだろう。  3つめは、公社や独立行政法人など県が深く関与している法人の決算状況だ。毎年9月議会ではこれら法人の前年度の決算状況などが公表される。先般の6月議会では県立大学の増築について大きな議論になったが、こうした1つ1つのケースで議論をするだけではなく、独法や公社などに県がどのような関わりを持つべきか、財政的・人的な度合いや、その関わり度合いが適切かどうか、といった総体を見るような議論はやはり何度でもやるべきだろうと思っている。  最後が、現県立美術館の扱いである。「秋田の行事」の引っ越しが無事終わったが、家主が引っ越した後の平野美術館をいつまでにどうするのか、ここまでズルズルと決めれずにきた県の責任は重いと私自身は思っているが、であればなおさら、これからも先延ばしにしておくことはできないだろう。存続できる条件があるならばその条件を、いかなる条件もないならば速やかに廃止を、という方向付けをしなくてはならないだろう。平野美術館の扱いを決めずに、「新美術館本格オープン!」で盛り上がろうというのは 虫が良すぎるというものだ。  このほかにも、中小企業振興条例という器に何を入れるか、といったことや、様々な課題がある。民主党会派からは虻川議員が今回は一般質問に立つことになっている。  党派・会派を超えて、充実した議論ができる1ヶ月にしていきたい。  
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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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