来週月曜日、4日に6月定例会のハイライト(と私は思っています。)である、予算の総括審査が行われます。
議会の運営やその流れというのは、16年間、県庁に籍を置き、議員となった私ですら難解ですし、正直、必要な手続きなのでしょうが、かなりセレモニー的なものもあります。
ものすごく乱暴に言ってしまえば、
「一般質問」
「常任委員会」
「総括審査」
の3つが、定例会の核になります。この3つの核を中心に議会日程が作られています。
一般質問は、ご存じのとおり、知事などに議員が議場で質問をするものです。朗読会や学芸会とも評されるこの一般質問ですが、その良しあしはともかく、基本的には事前に質問と答弁が一言一句出来上がっています。
一般質問が終わると、その次には、各常任委員会で、県から提出された予算内容を分野ごとに検討し、質疑を行います。
この場には、知事はいません。議員と、そして、県の幹部らで質疑が行われます。これは全くノー原稿。ですから、議員の質も県幹部の質も、両方が如実に出てしまいます。トンチンカンな質問やトンチンカンな答弁がないわけではないです。
そして、その常任委員会が終わると、いよいよ総括審査です。
これには知事が出席しますが、一般質問と違い、ノー原稿です。
つまり、議員も知事も、一対一で、まさに一問一答の真剣勝負が行われます。
一般質問や常任委員会でのやり取りを踏まえた、さらに一歩突っ込んだ、生のやり取りです。
その意味で、私は、この総括審査がハイライトだと思っています。
この総括審査は、会派ごとに持ち時間が決まっています。持ち時間は所属議員の人数に比例しており、最大会派の自民党は70分の質問時間、我が民主党会派は誠に残念ながら15分しかありません。
会期を年2回にして、議会の日数を増やしたのだから、もっと一人あたりの持ち時間を増やして、2日でも3日でも総括審査をやったらいいじゃないか、と個人的には思うのですが、今日はその話はやめておきます。
ということで、来週月曜日、その15分の持ち時間を、同僚の虻川議員と、私で半分ずつに分け、総括審査をやることにしています。
虻川さんは午後2時半頃、私は3時頃から、佐竹知事に一問一答を行います。
インターネットでは生中継もありますし、録画中継もしていますので、是非、私たち以外の方の質問も含めてご覧いただければ幸いです。
なお、私は、
「秋田県のこれからの防災対策の進め方」として、特に、食料などの備蓄体制のことと、3.11のような大規模停電などへの対応について、知事に意見を言わせていただこうと思っています。
また、「秋田のこれからの経済復興」や「節電対策」についても、問題提起をしたいと思っています。
当選から3カ月、このブログで日々、いろいろなことを述べてきましたが、そうしたこともこの総括審査の場にぶつけていきたいと思います。
かたや、県職員時代から出世街道を駆け上がり、幹部の座まで昇りつめ、その後、市長時代を含め10年のキャリアを誇る大政治家。
かたや、同じく県職員ではあるものの、一兵隊として退職し、政治家歴3カ月の新人。
その力量の差は、横綱と序二段ほどに明らかではありますが、どうか、この若輩者の心意気だけは買っていただければと思います。
打ち返されても、直球しか投げません。というか直球しか投げれないので・・・・
最近、いろんな方から、「もう少し肩の力を抜いてじっくりやったらどうか、走りすぎ、急ぎすぎじゃないか」といった、私のことを心配する言葉をいただくことがあります。
が、じっくりゆっくりやれる性分ではないから、県庁を脱藩してしまったんです。
どこまで走っていけるかは私の気力、体力、能力次第ですが、歩いていこう、という性分だけは残念ながら持ち合わせていないのです・・・・我ながら時々そんな自分に「勘弁してくれよ」と呟きたくなりますが。
まずは、来週月曜。準備、準備。