ブログ

アナログ。

2011年07月22日

 これほど長くブログの更新ができなくなるとは思っていませんでした。
 まずもって、皆さまにお詫び申し上げます。

 病気か?ついに息切れか?といったお言葉を複数いただきましたが、なんのことはない、私の機械オンチゆえです。
 前回のブログに書いたように、月曜、火曜と、仙台市で行われた民主党の研修会に参加してきました。
 また、水曜、木曜、そして今日と、県議会産業労働委員会として、小坂精練や十和田ソーラーといった、県北部のリサイクル産業、エネルギー産業の視察をしてきました。

 いつもの私は、そうした出張などの際、ノートブックを持っていき、ブログ更新やネット活動をしているのですが、今回は、「スマホ」、そうスマホを購入したことにより、使い慣れてもいないくせに、スマホ用の折りたたみキーボードまで購入し、「よし、これでPCを持ち歩かなくても、スマホ&キーボードの無線接続で、作業ができるじゃないか!」と、意気揚々と一連の出張に臨んだわけです。

 が、結果は、何度設定してみてもうまくいかず・・・、キーボードを使うことができなかったのです。
 文章の長さだけには自信がある私のブログも、キーボードがなくては内容以前の問題、ということで、書きたいことは山ほどあれど、メールを打つ程度の短文というわけにもいかず、この数日間全く更新ができない状態となっておりました。

 本日、秋田に帰ってきて、友人に相談したところ、10秒で一発解決されてしまい・・・つくづく己の「アナログ」ぶりを痛感した次第です。
 家々を廻って、「地デジ化、済んでだスカ?」などと人の心配をしている場合ではありませんでした・・・
 そのぶん、というわけではないですが、今週の私の活動については明日から連日、この場で報告させていただきますので、どうかご容赦いただきたいと思います。

 また、最近、連日新聞等で取り上げられている「政務調査費」のことについても、来週、議会運営委員会が開かれ、このことについての協議が行われることになりました。
 これについても、新人議員の目線から見た、当選して、そして使ってみて初めて解った、この「政務調査費」に対する率直な感想や、あるいは、今後、どう見直しをしていくべきか、といった私なりの考えなど、整理をしながら、この場で述べさせていただきたいと考えています。

 その前に、明後日開催する県政報告会の場で、勢い余って話してしまうかもしれませんが、その場に来ていただいた方の特典ということで、これまたご容赦ください(笑)

 
 

秋田男児。

2011年07月17日

 今日は散発的な内容になることをお許しください。

 私は観るだけの素人なので、論評などは差し控えますが、久々に興奮しました。
 自分が当選したとき、思わず仲間とハイタッチをしましたが、昨夜もハイタッチしたくなりました。
 残念ながら独りの観戦でしたが。

 素晴らしい試合、素晴らしい勝利、感動をありがとう。
 そして、私も含め、日本男児も負けてはいられません。
 MVPに輝いた澤選手と同じ名の息子を持つ私の友人も、きっと、そんなことを想いながら観戦していたことでしょう。

 初日は残念ながらつまづいてしまった東北6魂祭も、二日目は持ち直して、実施できたようです。
 仙台の友人とも少し話したのですが、ねぶたや竿灯など、沿道に多くの観客が押し寄せる祭りの運営に慣れた地域と違い、同じ東北でも、仙台七夕などは、少々お行儀の良いお祭りのため、実行委員会の観客想定や運営方法に不慣れな点があったのではないかと思います。
 しかし、これを機会に、異なる文化や歴史、ノウハウが互いに交り合い、よりエンターテイメントとして成熟していくことを望みます。
 ただ1点、この祭りが継続的に行われるようになれば、祭りまで仙台一極集中か、ということになりかねません。
 この6魂祭を継続していくとすれば、東北持ち回りといった手法も検討すべきでしょう。

 さて、明日はその仙台に向かいます。
 「第10回民主党東北地方自治体議員フォーラム」が開催されるためです。
 時節柄、復興やエネルギー政策についての研修・討議、そして統一地方選挙の総括といったことが内容となるようですが、もちろん私自身は初参加となります。
 仙台は既に復興特需の状態に入っているとも聞きますが、議員同士が化学反応を起こしながら、何か1つでも東北復興を前に進めるような、そんな人の繋がりを見つけてきたいと思います。

 最後に1つ訂正があります。
 先日、大館の焼却灰の件で、松戸市については、「検査結果について何の連絡もなかった」と記載しましたが、その後の調査により、大館の処分業者には連絡があった、ということが判明したようです。
 とはいえ、連絡内容や連絡手段、業者ではなく大館市に連絡すべきではなかったか、といったことも含めて、「問題なし」とは全く言えない状態とは思いますが、事実だけ訂正させていただきます。

 日本、仙台、と明るい話題が続く中、秋田だけ暗い話題が続く、ということではいけません。
 頑張りましょう、秋田男児。

焼却灰 その2

2011年07月15日

 放射能という毒が、血液に乗って、「日本」という人体の身体中を駆け巡り、冒しているようだ。
生産という動脈、廃棄という静脈。

 大館の焼却灰について、昨日に引き続き書きます。
 そもそも、からなるべく丁寧に書きますが、専門外でもあり技術的な点や科学的な点で、書ききれない点があることをご容赦ください。

 「焼却灰」に関する処分は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」、いわゆる「廃掃法」に定められている。そして、その法律の下の政令によって、「他の市町村にある処分施設など焼却灰を搬出して、処理をお願いする場合」には、その処分施設がある市町村をあらかじめ「通知」をすることになっている。
 大館市、小坂町は、その法律とは別個に、自治体独自の条例を作っている。
 たとえば、大館市は「大館市環境保全条例」だ。
 この条例で、国の法律では「通知」で良いとされているところを、「協議」の手続きに変えている。
 つまり、単なる通知ではなく、協議をしましょう、ということだ。
 大館市と流山市は、この条例に基づき、毎年、協議をし、「協定書」を結び、焼却灰の搬出・受け入れ・処分を行ってきた。
 市役所に確認したところ、これは少なくとも5年以上(おそらくもっと昔から)続いてきており、流山市以外の関東の様々な自治体とも、こうした協定に基づき受け入れてきた。
 これが、今回、大館駅構内に積み上げられた、関東各地からの合計23本のコンテナということである。
 関東では処分場などが物理的にひっ迫しており、そのため、秋田を含め、様々な自治体に処理をお願いしてきている。

 今回の件は、こうした「これまでの」普通に行われてきた処分の流れの中で、コンテナが運び込まれたものである。

 次に。
 この焼却灰に関して、先月、東京都内で放射性セシウムが検出された。
 そのことを受け、6月28日付で、環境省は本県や千葉県を含む16都県に「焼却灰についてあらかじめ検査を行い、測定結果が8000ベクレル/kgを超えた場合は、市町村の外に持ち出さず一時保管をするように」との通知を行った。
 そこで、流山市が7月5日に焼却灰について測定を行ったところ、7月8日に28100ベクレル/kgの放射能が検出された。
 しかし、既に3月11日以降、前述したような、これまでの流れの中で、約200トンの焼却灰が流山市から運ばれてきており、埋め立てされていたし、まだ埋め立て処分される前のものが、大館駅構内にあったということである。

 3月11日時点において、福島以外の、関東の自治体にまでの放射能の広がりを想定し、この焼却灰について、即時に受け入れを停止する、あるいは関東の自治体で検査を実施する、といった体制が取ることは現実的には難しかったであろうから、結果、大なり小なり、こうした焼却灰が関東から各地の自治体に運び込まれてしまっていたことになる。
 3月11日までさかのぼって、「その時点で対応していれば」とまでは私は言わない。

 しかしここに1つ、問題がある。
 東京都で、この一般ゴミの焼却灰から基準を超える放射性セシウムが測定されたのは、6月27日。
 そして、私の手元にある文書では、翌日、6月28日の日付で環境省から、本県を含む関係都県に、前述の「検査指示」が出ている。
 にもかかわらず、7月6日、8日、9日に流山市は検査結果が出ていない段階にも関わらず、大館への搬出を行った。これが今回の「大館駅構内にある流山市からのコンテナ」である。

 これが時系列として正しいとすれば、こうした国の通知がありながら、それを半ば無視したような形で

搬出をした流山市、そして、何の確認もせずに、あるいは確認が取れるまでの受け入れ停止といった措置をせずに、それまでどおりの受け入れを続けた大館市、双方に「瑕疵」があるのではないかと私は思う。
 松戸市にいたっては、検査結果を待たずに搬出したばかりか、基準値を超える検査結果が出たにもかかわらず、小坂町に連絡すらしなかったというのだから驚きだ。

 放射能は私たち人間の手に余るエネルギーであったことが今回改めて明らかになり、そして、今回の原発問題では政府の対応、後れがあったこともそのとおりであると思う。
 しかし、一方で、地域住民の命と安全を守る第一義的な責任は地方自治体にあり、今回のような対応は秋田県民・大館市民の皆さまからすれば、「政府を批判するのもいいが、自治体ももっとしっかりしてくれよ」ということにならないか。
 さらにいえば、空気とエネルギーと食糧と人材を供給し、その代わりに危険なゴミを引き取っている、というのが首都圏と地方の構図だとするならば、私自身、一県民としてこれほど悔しいことはない。
 今回のことについて、県と市が、関東の自治体に対して、毅然とした態度で臨むことを切に望むし、何度も言うがここに書いたようなことをしっかりと県民の皆さまにお伝えしてほしいと思う。

 なお、埋め立てされた焼却灰、そして、今、駅構内に保管されているコンテナ、ともに「住民の皆さまの生活や健康に影響があるようなレベルではない」という回答を県からは得ている。
 しかし、これについて、私のところには、「本当に大丈夫か」、「本当は危険なのでは」といった不安、疑問の声も多く寄せられている。
 こうした不安を本当に解消する意味でも、県・市が何らかの「安全宣言」を出すべきではないかとも思う。

 
  

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沼谷 純はこんな人!

昭和48年3月
秋田市生まれ。仁井田育ち。
平成7年4月
秋田県庁入庁、企画調整課配属。
平成22年12月
政治を志し、秋田県庁を脱藩!
(退職)
平成23年4月
秋田県議会議員に初当選。
現在3期目。
令和3年2月
秋田県議会議員を辞職し、秋田市長選挙に挑戦。
令和5年4月
政治家として再始動を決意。
現在
秋田市横森在住。

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